■百代小紅楼・La Villa Rouge

租界時代の旧洋館が数多く残る上海。
その洋館を改装し、レトロな雰囲気と高級感を売りにしたレストランが最近増えている。
衡山路811号(徐家匯公園内)にあるレストラン&バー「la Villa rouge」もそのひとつ。

そもそもこの洋館のことを“百代小紅楼”という。
かつてここにStudio Pathe(百代唱片公司)があった。
フランス語の“Pathe”を音訳した中国語が“百代”。
このフランス資本の会社が1915年に中国で始めてレコードの生産を始めた。
その後、イギリス資本のEMIに経営権が移り、“EMI東方百代唱片公司”と改称されて中国音楽界最大のレコード会社となっていく。

聂耳の作曲になる中国国歌「義勇軍行進曲」も、更には梅蘭芳を筆頭に京劇界のスターたちも、又、李香蘭の「夜來香」、黄金の声と謳われた看板スター・周璇の作品もかつてここで収録された。
この洋館は、当時の中国音楽界の拠点といっても過言ではない。

ディナーのあとに一階のバーで一杯ひっかけながら、ジャズのセッションを楽しみつつ、この洋館がたどってきた歴史に思いを馳せるのもまた一興。
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by officemei | 2009-09-18 03:19 | ■上海