■建国60周年の晴れ舞台

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北京・・・
今日(10月1日)、建国60周年を迎えた北京では大規模な軍事パレードが行われた。
昨日(9月30日)、人民大会堂で開かれたレセプションでは温家宝首相が新中国の輝かしい成果を紹介し、中国の国威発揚をアピール。

今回の軍事パレードを見て、シビリアン・コントロールに逆行するようなイメージを感じた人は多いはずだ。

アメリカ、日本に次ぐ世界3位のGDPを有し、国際社会に占める地位・責任が明らかに高まっている中国が、世界に向かって軍事力を見せつけ威嚇するような感をもった。
特に周辺国に「中国の脅威」を強く印象づけたことは否めない。

「富国強兵」を鼓吹し、「党への忠誠を尽くそう」「社会主義は素晴らしい」といった人文字や、閲兵の際に兵士に「為人民服務」(毛語録)のスローガンを何度も唱えさせる、まるで過去の中国や現在の北朝鮮と変わらぬ軍事パレードに、いったいどんな意味合いがあるのだろうか?

一般の北京市民は沿道でのパレード見学も禁止され、当局は一帯を封鎖して警察・治安要員を配した。
更に、パレードが見えるビルの窓をすべて閉じさせ、ホテルでは宿泊客を外出させずカーテンを開けることも禁止、飲食店やコンビニも営業停止を強要。

テレビではパレード参加者や観覧席の選ばれた観衆の満面の笑みが映し出された。だが大多数の北京市民は近づくことも、直接見ることも許されなかったようだ。

一般大衆の自由を制限してまでも軍事パレードをおこなう、そんなひけらかしの費用と軍備費のいくらかでも貧困対策などに使うべし、といった正論は抹殺される。

ラジオやテレビ報道の甲高いナレーションと勇壮なBGM、一糸乱れず統制された人の群れ・・・
私が文革末期に北京で暮らしていた頃の、見るもの聞くもののすべてが思い出された・・・

確かに中国は経済・軍事大国として国際社会での存在感を増している。
しかしその一方では問題が山積み状態。
貧富の格差、官僚の腐敗など、政府に不満を持つ民衆による暴動や少数民族の独立運動・テロ活動などが頻繁に起こってもいる。
民衆の権利意識が高まり、体制への批判が噴出している社会状況を、さてどのように解決していくのだろうか・・・
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テレビで閲兵の模様を見ていた大半の人々が特に注目したこと。
それは、三軍女性兵士と女性民兵の美貌。
晴れの舞台に選抜された美女が颯爽と行進した。
確かにカッコ良かった。
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女性民兵の行進;

陸海空三軍・武装警察及び民兵の行進;

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この日、上海・南京路では人々が大型TVで北京の式典に見入っていた。
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共和国60华诞;
国慶節の模様;
新華網VIDEO;


昔の写真が散逸して、ろくなものしか残っていない。
わずかに当時の国慶節の模様がわかる数枚を載せておく。
1975年の国慶節。
この年の3月に私は北京に赴任した。
まちは人民服姿の民衆と自転車の大群に溢れ、なにもかもが地味すぎる色彩の中、この日だけは鮮やかな色に染まり、人々はその豊かな色彩を愛でていた。
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by officemei | 2009-10-01 19:16 | ■北京