■中秋名月

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中国では中秋節には家族団欒で月餅を食べる。
最近は包装が華美に過ぎ、贈答用の月餅などは豪華なケースに派手な包装で、政府はメディアを通じ事前に自粛を呼びかけたくらいだ。
一つには資源の無駄使いを自制する意味もあるが、本音は贈収賄にも波及するからだ。

今年は10月3日が中秋節。
伝統的贈答品として定着している月餅は、賄賂の温床ともなっている。
上海では、高級酒とセットにした1箱1万8868元もする超豪華版月餅が販売されたが、当局の規制を受けている。

「お殿様、これはほんの手土産で」菓子箱を開けると小判が・・・
「播磨屋、お主も悪じゃのう」「へっ、へっ」てな具合だろう。
さて、街角での一シーン。
中年のサラリーマンが携帯で家に電話。
「一時間後には帰宅する。もう月餅は用意したのか?」
「他に買って帰るものがあれば途中で買ってくるけど」
「わかった。じゃあ」
まったく日本のクリスマスイブと同じような風景。
この日の夜遅くになると売れ残りの月餅が半額以下になって寂しくショーケースに残っている。
これを狙って買う人たちもまた結構多い。
味はと言うと、取りだてて旨いものでもない。
私にはまだ台北の「パイナップルケーキ」のほうが口に合う。
台湾でも同じように中秋節には月餅を食べるが、中秋の「挙頭望名月」といった風情は、やはり大陸の、それも江南の地がぴったりくると思う。
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by officemei | 2009-10-04 01:01 | ■北京