■台湾大学事情

e0094583_19154861.gif科系新星,快樂出列;
(時代とともに変わる大学)

教改多年,儘管褒貶不一,但廣設大學的目標的確已經達成。而在大學的新興系所中,也看到了一直以來所追求的創意與多元價值。
(長年にわたって進められてきた教育改革の評価はさまざまだが、大学の拡充という目標は達せられた。また、新興の学部学科には、教育が追求する創意や多様な価値観が見られるようになった。)

這些年,大學究竟出現了多少新系所?又帶來哪些新思維?在培育人才的搖籃中,系所消長反映的是我國高等教育發展的方向,也是產業變遷、社會需求和價值觀的改變,更是未來國家競爭力的關鍵所繫,不能等閒視之。
(大学にはどのような新しい学部学科が設けられているのだろう。そこにはどのような考慮があるのだろうか。大学における学部学科の消長は、国の高等教育発展の方向を反映しており、また産業や社会のニーズ、価値観の変化を示している。そしてさらに重要なのは、将来の国家競争力の鍵を握っているという点である。)

這幾年台灣高等教育擴張之快,令人目不暇給。
(近年の台湾の高等教育拡張のスピードには驚くべきものがある。)

15年前,台灣只有50所大專院校,如今已成長3倍,激增到162所。技職升格、新興大學增加,學生人數自然隨之增加。從在學人口數來看,高等教育人口的百分比,也從1990年的15%躍升為39%;台灣18到22歲的年輕人,有一半以上(57%)正優遊於大學殿堂中。
(15年前は50校しかなかった大学が今は3倍以上の162校まで増えた。技術専科学校が大学に昇格し、新たな大学も創設され、学生数も大幅に増えた。高等教育を受ける人数の全人口に占める割合を見ると、1990年には15%だったのが39%まで上昇し、18~22歳の若者のうち57%が大学に通っている。)

早期的大學是培育社會菁英的殿堂,以研究、創新、傳遞知識為職志。但在高等教育日趨普及之後,大學的定位與功能起了變化,開始朝多樣性發展。這樣的定位轉變,也反映在科系光譜的消長上。
(かつて、大学と言えば社会のエリートを育成する殿堂であり、研究や革新、知識の伝承を目的とする存在だった。しかし高等教育が普及するにしたがい、大学の位置づけと機能にも変化が生じ、多様な発展を見せるようになった。その変化は、学部学科の消長からも見て取れる。)

和香港理工大學的紡織與製衣學系中有專攻胸罩設計的課程、英國大學也有「唱片企畫科」等等相比,我國大學系所乍看之下顯得中規中矩、平凡無奇。不過,近年大學在大環境日趨開放、大學生異質性加大等條件影響下,都積極在系所間進行整併或調整。
(香港理工大学の紡織服飾学科にはブラジャーのデザインを専門に学ぶコースがあり、イギリスの大学にはレコード企画学科がある。これらと比べると、台湾の学部学科は平凡なように見えるが、環境の変化や学生のニーズの影響で、学部学科の併合や調整が進んでいる。)

新興科系比一比; 
(新興の学部学科)

根據台灣大學師資培育中心副教授王秀槐2003年底所發表的研究,近二年我國大學新增系所數目之多,前所未見。
(台湾大学教員育成センターの王秀槐副教授が2003年に行った研究によると、台湾の大学における最近2年の学部学科・大学院の新設数は過去にない数に上る。)

2002年,53家大學增加了190個系所,比起1995年的42個激增4倍;2003年又一舉新增456個系所,讓考生選填志願時簡直無從下手。而這項研究尚不包括近3年新增的大學和92家技職體系院校與師範院校,否則數目將更為可觀。
(2002年、53の大学で190の学部学科や大学院が新設され、1995年時の新設数42の4倍に増えた。2003年には新設数が456に達し、志望学科を選ぶ学生も何を選んでいいのか分からない状態だ。しかも、この統計には最近3年間に創立した新大学や大学に昇格した専科学校や師範学院は含まれていないのである。)

這股設立新科系的風潮席捲各大學,不分傳統大學(佔新設系所總數之52%)或是新設大學(佔48%);也沒有公立大學(44%)和私立大學(56%)的差別。王秀槐指出:「這顯示不論成立先後、公立私立,面對瞬息萬變的社會和經濟挑戰,各大學都必須全力以赴,努力跟上時代的腳步。」
(学部学科の新設は一部の大学の現象ではない。既存の大学(学部学科新設数の52%)、新設大学(48%)、公立大学(44%)、そして私立大学(56%)と、大きな差はない。王秀槐副教授は「大学創立の時期や公立私立に関わらず、どの大学も瞬時に変化する社会や経済の課題に直面し、懸命に時代についていく努力をしている」と指摘する。)

研究顯示,近年新增系所可分為高科技產業、國內所需專業技術、提升生活品質、基礎文理學科,與族群語言文化等5大領域,其中又以專業技術類為最多。
(研究によると、近年の新設学科は、ハイテク産業、国内需要のある専門技術、生活の質の向上、基礎文理学科、エスニック言語文化の5大分野に分類でき、中でも最も多いのは専門技術の分野だ。)

她指出,為因應全球化趨勢,培育具有國際競爭力的人才,像電子、通訊、材料、生物科技等領域隨之興起;培養本地所需的管理、醫學、環境、傳播等方面人才的專業技術類也大行其道。
(王副教授によると、グローバル化に対応して国家競争力を向上させるために、電子、通信、材料、バイオなどの技術分野の需要が増え、国内需要のためには経営、医学、環境、マスコミといった分野の需要が増えている。)

此外,為因應台灣社會發展的新興需求,包括生活品質精緻化、高齡化社會等趨勢,以及藝術、運動休閒、景觀規畫類等科系也應運而生,堪稱是最具特色的類別。
(この他に社会の発展から生じるニーズとして、生活の質の向上や高齢化、そして芸術、スポーツ、レジャー、景観計画などの分野も増えている。)     Moreをクリック



在遊戲中學習;
(ゲームの中で学ぶ)

雖然近年在大學熱門系所排行榜上,資訊管理、企業管理、電機工程仍然獨占鼇頭,沒有明顯的變化,但既能投學生所好,又符合產業需求的「創新」科系也大受矚目。其中以數位、玩具、遊戲、多媒體為名的相關系所,如國立台北教育大學的「玩具與遊戲設計研究所」、私立龍華科技大學的「多媒體與遊戲發展科學系」、私立明道管理學院的「數位系」、元智大學資傳系「互動育樂科技組」等,最具「賣點」。
(近年の人気学科ランキングを見ると、情報管理、経営学、電機工学などが相変わらずトップに並んでいて、顕著な変化は見られない。だが、学生の好みに合い、産業からの需要もあるデジタル、玩具、ゲーム、マルチメディアなどに関連する学科も注目されている。国立台北教育大学の「玩具・ゲーム設計研究所」、私立龍華科技大学の「マルチメディア・ゲーム発展学科」、私立明道管理学院の「デジタル学科」、元智大学情報学科の「インタラクティブ教育娯楽技術コース」などである。)

龍華科技大學的「多媒體與遊戲發展科學系」創系4年,十分受資工、電子、美術等傳統領域學生的歡迎,年年滿招,去年因此擴增為2班。今年首屆畢業生王光昇設計的電玩「flower story」、「皮爾的冒險旅程」,已分別拿下去年和前年的全國「新一代設計展」首獎,為學校爭光不少。
(設立4年になる龍華科技大学の「マルチメディア・ゲーム発展学科」は情報工学、電子、美術などを志す学生に人気があり、毎年定員を超える学生が集まるため、昨年から2クラスに増やした。今年の第1期卒業生の王光昇さんが設計したゲームは、昨年と一昨年「新世代設計展」でグランプリを取り、同学科はますます注目されるようになった。)

王光昇回憶當年進「遊戲系」時,親友無不納悶好笑:「你是去讀FG的嗎?」才短短幾年,親友們已經改觀,轉而羨慕他的「遠見」和錢途。
(王光昇さんは、当初「ゲーム学科」に入ったと言うと、友人から「遊びに行くのか」と笑われたが、数年のうちに友人たちの見方も変わり、彼の先見の明と前途を羨んでいるそうだ。)

明道管理學院則首創以「數位」為系名,課程內容包含視覺傳達、動畫和多媒體等領域。系主任何宏文表示,雖然大家目前眼光所及都只是動畫遊戲,但這並非長久之計,也不是數位系的教育目標,「培養學生以電腦為工具的設計能力,才是重點,」他說。
(明道管理学院は、台湾で初めて「デジタル」という名の学科を設立した。カリキュラムの内容は、視覚伝達、アニメ、マルチメディアなどだ。同学科の何宏文主任は、多くの人はアニメやゲームに注目するが、それはデジタル学科の教育目標ではなく、コンピュータを道具とした設計能力を養うのが重点なのだという。)

以時尚、美容為名的系所也開始在大學中出現,其中以明道管理學院的「時尚造型系」最為新奇。
(ファッションや美容関係の学科も大学に出現した。中でも興味深いのは、明道管理学院の「ファッション造型学科」だろう。)

系主任施敏慧不諱言,一年級的新生幾乎都是頂著家長的反對進來的。家長憂心的理由不外是:「這種科系與技職有什麼不同?」「一般學徒就能做造型、上彩妝,何必進大學?」
(同学科の施敏慧主任によると、大部分の学生は親の反対を押して入学してくるそうだ。多くの親は、ファッションや美容なら、大学ではなく技術専科学校で十分だと考えるからだ。)

從課程內容──包括技術性的基礎素描、空間裝置藝術、美姿美儀,以及理論性的時尚產業發展、創意概念等來看,明道時尚造型系除了技術層面的整體造型與創意開發外,也著力於培養視野寬闊的時尚專業人才。
(同学科のカリキュラムには、基礎スケッチやインスタレーションなどの技術面と、ファッション産業発展やクリエイティブ・コンセプトなどの理論面があり、視野の広いファッション人材を育成しようとしている。)

健康休閒大行其道;
(健康とレジャーのブーム)

隨著休閒娛樂風氣日盛,大學也紛紛開立以運動、健康、休閒為名的系所。
(レジャーブームの影響から、スポーツや健康、レジャーの名のついた学科も増えている。)

2001年,高雄大學的「運動健康與休閒學系」首開先例,將橫跨文、理、商等不同領域的學門整合在一起,科系成立5年來,年年都招滿60位學生。
(台湾では2001年、高雄大学に「スポーツ健康・レジャー学科」が設置されたのが最初で、以来5年間、常に定員の60名の学生が集まっている。)

系主任劉紹東表示,國內「運動健康與休閒學系」雖是高雄大學首創,但類似的系所在美國卻已經有30年歷史了,從中也可以看出我國科系更新的速度不足。「運休系」系名看似很「休閒」,不過課程內容包括生物、解剖、物理、經濟、統計、會計等,一點都不輕鬆。劉紹東指出,因為學習的領域十分多元,學生的出路也較寬廣,包括運動復健員、體適能指導員、物理治療師、運動傷害防護師等等,都是可能的方向。但他坦言,如果要更精專,必須繼續念相關研究所,去年就有十幾位畢業生報考研究所,繼續鑽研運動保健或運動器材等領域。
(同学科の劉紹東主任によると、スポーツ健康・レジャー学科というのは台湾では初めてだが、アメリカでは30年の歴史がある。学科名のイメージとは違い、実際のカリキュラムには生物学、解剖学、物理学、経済学、統計学なども含まれる。学習範囲が広いので卒業後の職業も広範で、スポーツリハビリテーション、エクササイズ指導、物理療法、スポーツ傷害防護師などの方向もある。だが、専門性を高めるには大学院に進む必要があり、昨年は10人が大学院に進んで運動保健と運動器材の分野を学んでいる。)

明道管理學院的「休閒保健系」則以培育專業的規畫及經理人才為目標,課程內容則五花八門,完全不同於傳統大學,除了SPA、芳香療法、經絡保健、自然療法、膳食養生等課程外,連划船、攀岩等運動也是必修課程,學校還設有佔地1300坪的漆彈場,讓學生進行實地演練。
(明道管理学院の「レジャー保健学科」は専門職の育成を目指しており、従来の大学にはなかったカリキュラムを組んでいる。SPAやアロマテラピー、ツボ療法、自然療法などの他に、パドリングやロッククライミングなどの実技も必修で、学校には1300坪のペイントボール場もある。)

位於嘉義、擁有全國最大校區的中正大學,近年則企圖擺脫「中」字級國立大學中規中矩的窠臼,將「運動」與「學術」並列為提升學校競爭力的「雙軸發展計畫」,主要著眼於中正大學擁有全國數一數二的運動設施。體育中心主任林晉榮指出,中正校務會議已通過成立「運動競技系」,未來將結合現有的「運動休閒研究所」,成立「生命科學與運動健康學院」,一方面希望能建立學校特色,一方面朝提升國家運動競技能力的目標努力。
(嘉義に全国最大のキャンパスを持つ中正大学は全国有数の運動施設を持つことから「スポーツ」と「学術」を競争力向上の軸としている。スポーツセンターの林晋栄主任によると、同大学は「スポーツ競技学科」の設立を決めており、将来的には既存の「スポーツレジャー研究所」と一体化させて「生命科学および運動健康学部」を設立する予定だ。これを大学の特色とすると同時に、国のスポーツ競争力の向上に努めていく。)

改名運動;
(改名運動)

新設立的科系中,有許多前所未有的創新科系,但也不乏傳統科系的變身。根據王秀槐的調查研究,其中有12%是傳統科系為求更符合時代的需求,進行改名或者調整。
(このように次々と新たな学部学科が設立されているが、従来の学科の名称やカリキュラムの変更も進んでいる。王秀槐副教授の研究によると、新設学科の12%は時代の要求に合わせて従来の学科の名称を変更したものだ。)

以農學院為例,為求擺脫過氣形象,與流行掛勾,系所紛紛冠上「生物」兩個字。像台大農學院改名為「生物資源農學院」,「農機系」也改成了「微生物產業機電工程系」,「農工系」改名「生物環境系統工程系」,「畜產學系」易名為「動物科學技術學系」。改名後的系所感覺氣象一新,連招生排行都有進步。
(農学部の場合、時代に合わせて「生物」の二文字を加えることが多い。台湾大学農学部は学部名を生物資源農学部へと変更し、農機学科は微生物産業機電工学科に、農工学科は生物環境システム工学科、畜産学科は動物科学技術学科に変更した。これらの改名によって学部の雰囲気も一新し、志望学生も増えたという。)

究竟大學設立科系有哪些考量?根據為何? 王秀槐指出,新科系的設立,與國家高等教育的政策、大學性質種類、產業需求、社會趨勢以及政治意識型態等等,都有密切關連。
(では、大学の学部学科設立の根拠は何なのだろう。王秀槐副教授によると、新学科の設立は、国の高等教育政策や大学の性質、産業のニーズ、社会の趨勢、そして政治イデオロギーなどと関わってくる。)

就政策面來說,台灣近年對高等教育實施「鬆綁政策」,鼓勵民間興學、放寬大學自治範圍、調整學制學程等,由過去的政府管制回歸到市場機能。因此,大學在科系的設立上更具有彈性和自主空間,也更朝市場靠攏。
(政策面で言うと、近年は高等教育の「規制緩和」政策が採られており、民間による学校創設、大学自治範囲の拡大、学制や課程の調整などが進められ、政府による管理から市場メカニズムへと移行しつつある。そのため、大学による新学科設立もよりフレキシブルで自由になり、市場志向が強まっているのである。)

教育部高教司長陳德華認為,「市場化」是高等教育必然的趨勢。他指出,1980年代政府扮演的是「控制者」的角色,教育部審核大學設立新科系時,還要先徵詢研考會、經建會,看是否有該方面產業人才的需求,教育工具化、為國家服務的色彩非常強烈。
(政府教育部(教育省)高等教育司の陳徳華司長は、高等教育における「市場化」は必然の趨勢だと考えている。その話によると、80年代には大学が新学科を設立する際、教育部の審査の前に、まず研究発展考核委員会や経済建設委員会の意見を求め、関連人材の需要を確認しなければならなかった。このように、かつて教育は国家にサービスするものと位置づけられていたのである。)

近年政府對高等教育的種種管制開始鬆綁。在設立系所方面,自2001年開始採行「總量管制法」,除了特殊系所外(如醫學、師資培育),各大學得在師資與教學設備空間符合規定的情況下,自行調整系所的班數與招生人數,不需要再針對每一個增刪或調整的系所,逐一提出申請。
(こうした規制が緩和され、新学科の設立については2001年に「総量管制法」が施行された。特殊な学科(医学や教員養成)を除いて、教員や教育設備が規定にかなえば、大学は主体的に学部学科のクラス数や定員を調整できることとなり、それまでのように定員増減や学科の調整を一つ一つ申請する必要はなくなった。)

買方市場;
(買い手市場)

除了政策鬆綁外,各大學在高度競爭壓力下,開始採取積極面向市場、社會、顧客的策略。特別是出生率連年下降、生源日少,大學卻越來越多,如今高中畢業學生錄取率幾乎已達九成,部分大學甚至已面臨招生不足的窘境。
(大学間の競争の激化も、市場志向が進んでいる原因だ。大学が増える一方で出生率は年々下がり、今では高校卒業生の9割が大学に合格するようになった。一部の大学は、すでに学生不足の危機に直面している。)

以2000年為例,全國162所大專校院核定招生名額為37萬481人,實際註冊人數卻只有31萬5918人。據統計,有19所學校的註冊率低於5成。
(2000年の数字を見ると、全国162の大学の学生募集人数は37万481人なのに対して、実際の入学者は31万5918人。統計によると19の大学で入学者数が定員の5割に満たない。)

交通大學人文社會學院院長戴曉霞指出,近年台灣高等教育市場,已經由「賣方市場」,轉變成「買方市場」。各校無不使盡渾身解數招徠學生,有的提供高額獎學金,有的提供五星級宿舍來吸引學生。而迎合當紅市場、與眾不同的創新科系,最容易引起學生的興趣,對於招生相當有幫助。
(交通大学人文社会学部の戴暁霞学部長は、台湾の高等教育市場はすでに「買い手市場」となり、大学は高額の奨学金やホテル並みに豪華な寮を提供するなど、あらゆる手を尽くして学生を集めようとしていると言う。そうした中で、時代にマッチした革新的な学科は、学生の興味を引きやすく、学生募集に役立つのである。)

創立未滿5年的明道管理學院教務長姚國山則表示,新設大學最大的優勢,是設立系所時沒有傳統的包袱,而「市場需求」正是明道在創系時最主要的考量。像材料、數位、時尚、資工、精緻農業等,無一不是當前市場的熱門科系。
(創立5年に満たない明道管理学院の姚国山・教務長によると、新設大学の最大の強みは、学部学科設立に伝統という障害がないことで、市場のニーズこそが明道学院の学科設立における主要要素である。材料、デジタル、ファッション、情報工学などは、いずれもマーケット志向の人気学科だ。)

質變後的大學;
(大学の質の変化)

然而,技術、實用導向的科系林立,又讓人產生大學已成為「職業培訓所」的疑慮。根據王秀槐的研究,在新增系所中,絕大部分(84%)為實用導向科系,包括科技、管理、工程、設計、傳播、環境、教育、社工、休閒觀光等。
(だが、実用志向の学科が増え、大学は「職業訓練所」になったのかという疑問も湧いてくる。王秀槐副教授の研究によれば、新設学科の大部分(84%)が実用志向で、技術、経営、エンジニアリング、デザイン、メディア、環境、教育、ソーシャルワーク、レジャー観光などが多い。)

特別是私立學校,一方面不願耗費鉅資添購基礎研發設備,一方面招進來的學生程度較差,未來走學術路線的機率較小,因此設立科系時更強調實用導向。如文、法、商、傳播、設計等建置成本較低的科系,便成為私立學校的最愛。
(特に私立大学では、巨額を投じて基礎研究設備を整えることができず、また学生のレベルから見て将来的に学術の道に進む可能性は低ことから、一層実用性を強調することとなる。そのため、私立大学では、文学、法学、商学、マスメディア、デザインなど、設立資金があまりかからない学科が好まれている。)

對此現象,高教司長陳德華認為不足為奇。他表示,隨著社會和產業的變遷,大學做為人才培育機構的角色,必然也會有所調整。「從知識的發展來看,過去比較聚焦,如今慢慢衍生出許多新的分枝,是必然的趨勢。」
(こうした現象に関して、教育部高等教育司の陳徳華司長は、驚くべきことではないと言う。社会と産業の変化に連れて、人材育成機関である大学の役割も当然調整されていくもので、「知識の発展という角度から見ると、以前は焦点が絞られていたが、近年はしだいに枝分かれが顕著になり、こうした現象も必然の趨勢だ」と言う。)

「量變產生質變,」戴曉霞指出,高等教育的課程已經起了變化,不但原本被認為學術理論性不高而被排除在大學門外的領域,如今紛紛成立新科系,大學原本的課程也被認為必須適度反映學生的能力、興趣和生涯規畫,以免學非所用,流於浪費。
(交通大学人文社会学部の戴暁霞学部長は「量の変化が質の変化をもたらす」と言い、高等教育のカリキュラムにはすでに変化が生じていると指摘する。以前は、学術性や理論性が低いとして大学教育から排除されていた領域が、今では新しい学科として次々に取り込まれている。従来のカリキュラムも、学生の能力や興味、ライフプランなどに合わせた調整が必要になっているのである。)

重新洗牌;
(シャッフル)

有人質疑大學系所過度實用導向,但弔詭的是,產業界仍舊認為供需之間有明顯的落差。
(大学教育が実用性に傾きすぎているという批判がある一方、産業界には、いまだに需要とのギャップが大きいという声もある。)

對此,高教司長陳德華直言,高等教育變化雖然快速,但在科系的設置調整上,與社會的連結仍然不夠緊密、不夠快。
(これについて、教育部の陳徳華司長は、大学教育は急速に変化しているものの、学部学科の設置調整において、いまだに社会との連結が緊密でないと指摘する。)

「這幾年教育部配合大學自主趨勢,給予學校很大的彈性空間,但發現效果不大,」陳德華指出,問題的癥結在於,大學的結構以系所為主,同一系所內,老師的同質性很高,互相感染牽制下,幾乎玩不出新把戲。而在目前大學教職幾乎都是終身職的情況下,若是沒有新血的加入,即使系所的名稱改變,實質內涵仍舊沒有太大的變化。
(「ここ数年、教育部は大学の自主性に任せ、フレキシブルな調整を認めてきましたが、その成果は充分とは言えません」と陳徳華司長は言う。問題は、大学の構造が学部学科を中心としており、同じ学部内の教員の同質性が高いため、新たなアイディアが出てこないという点にある。現在の教員は、ほとんどが生涯にわたって教職を務めているため、新たな血を注がなければ、学科の名称は変えても、実質的に大きな変化は得られないのである。)

為此,教育部在去年底修訂大學法,打破系所藩籬,讓學院扮演整合性的功能,並以跨院、跨系、跨所的「學程制」來活化僵硬的系所框架。「將來走向以院招生,大一、大二不分系,學程可以頒授學位,讓大學科系得以重新洗牌,」高教司長陳德華說。
(そこで教育部は昨年、大学法を修正して学部の垣根を取り払い、学部学科を超えた調整ができるようにした。「将来的には、学部が学生を募集し、大学1~2年は学科を分けないようにしていきます」と陳徳華司長は言う。)

新科系、新思維;
(新学科の新思考)

大學大眾化,原本高人一等的菁英形象幻滅,學士教育強調通識與基本訓練,真正的專業或學術成就則已往上延伸到研究所,大學課程因此傾向活潑多元。
(大学が大衆のものとなり、かつてのエリートというイメージは消えた。学士教育は一般教養と基礎訓練を重んじるようになり、本当の専門性や学術研究は大学院に任せられることとなって、大学のカリキュラムは多様化している。)

然而,再多的系所,再體貼的課程設計,是否就能真正滿足每位學生的個別需要,讓他們培養出可以倚賴一生的能力?
(しかし、どんなに学科が増え、カリキュラムが気の利いたものになっても、すべての学生の要求を満たし、生涯の頼みとする能力を養えるとは限らない。)

依據國立台灣師範大學教授彭森明對2003年大學畢業生所做的調查,結果顯示,就業學生所從事的工作,真正需要大學程度的只有一半;很多人的工作與所學不大相關(23.6%無關、36.2%部分相關、40.2%非常相關)。
(国立台湾師範大学の彭明森教授の2003年の調査によると、卒業後に大卒の学歴が必要な仕事に就いている人は全体の半数に過ぎなかった。また多くの人が専攻分野とは無関係の仕事に就いている(23.6%は無関係、36.2%は一部関係がある、40.2%は非常に関係がある)。)

「不同世代有不同的人生規畫,不要用同一把尺去衡量,」戴曉霞指出,這是一個全球化的時代,世界已經劇烈轉變,學生所需要的能力已經和過去不同,大學應該要配合改變,系所的增刪或改變只是表層,課程內容的設計才是重點。
(「世代によってライフプランは異なるので、同じ尺度で測ることはできません」と戴暁霞教授は言う。グローバル化の時代、世界は激しい変化の中にあり、学生に求められる能力も以前とは変ってきているのだから、大学もそれに合わせて変革しなければならない。学部学科の調整は表面的な変化に過ぎず、カリキュラムの内容や構成こそ重点である。)

她指出,大學課程的內容不能只是知識、技術的傳遞,而必須更重視培養學生團隊合作能力、溝通協調技巧、彈性、獨立性、創造性,及欣然面對不確定性的各種能力。我國大學在這些方面做得不夠。
(戴教授によると、大学では知識や技術を教えるだけでなく、学生のチームワークやコミュニケーション力、フレキシビリティ、独立性、創造性、そして不確実な物事に向き合う能力を培う必要があり、我が国の大学ではこの点がまだ充分ではない。)

就像英國學者Gibbons所言:「現代人需要的不是重裝備,而是不論在技能和態度上都保持某種彈性;唯一不會被時代淘汰的技能,就是學習新技能的能力。」
(「現代人に必要なのは重装備ではなく、技能面でも態度の面でもある程度のフレキシビリティを保つことだ。唯一、時代に淘汰されない技能は、新技能を学ぶ能力である」とイギリスの学者ギボンズが言うとおりである。)

「保持彈性,迎向變遷」──這不僅是現代大學要培養學生的能力,也將是下一波考量系所興廢、轉型時最重要的角度。
(「フレキシビリティを保ち、変化に立ち向かう能力」こそ、今後学生が培っていくべき力であり、大学はそのために変化していかなければならないのである。)
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by officemei | 2010-01-02 19:06 | ■台灣