■My Fair Gentleman

「詩経」に「窈窕の章」(国風/周南/關雎)というものがある。
この「窈窕」ということば、日本語で「ようちょう」と読む。
窈窕たる淑女・・・
奥ゆかしく、上品、しとやかな女性を形容する言葉だそうだ。
中国語では、多分(手元に辞書が無いので)yaotiaoと読むのかな?
後日調べておくべし。

去年(2009年)秋に放映された「窈窕紳士(My Fair Gentleman)」は楽しめた。
この映画は林熙蕾(ケリー・リン)演じるヒロインが成金の無粋な男を紳士に変身させていくなかで恋心が芽生えていくというコミカルなストーリー。
舞台は上海で要所要所に上海の風景が出てくる。
成金の主人公・曾天高を演じる孫紅雷は、やしきたかじんにちょっと似ていて味がある。
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実はこの映画の評価はイマイチだったらしい。
しかし、私はそうは思わない。
ビジネス最前線のまち、西洋文化のあふれるまち、おのぼりさんたちのあこがれのまちである上海を軽妙なタッチで描いているところがいい。
窈窕たる(上品)紳士とは決してうわべだけ装ったものではないが・・・ま、これもご愛嬌。

孫紅雷はもともと演劇出身の俳優で、映画初出演は1999年公開のあの名作「初恋の来た道」(中国語タイトルは「我的父亲母亲」)。
農村に赴任してきた教師とその村の娘との恋を美しく描き出した名作だ。
孫紅雷は二人の間に生まれた息子として、さらには全編の語り手として登場している。
ちなみに、この作品の監督は北京オリンピック開会式をプロデュースした張芸謀(チャン・イーモウ)。主演は章子怡(チャン・ツィイー)で、この映画で彼女は開花する。

さて孫紅雷。
1999年、初恋のきた道(我的父親母親)
2002年、至福のとき(幸福時光)
2005年、セブンソード(七剣)
2007年、TRIANGLE(鐵三角)
2008年、花の生涯〜梅蘭芳〜(梅蘭芳)
2009年、My Fair Gentleman(窈窕紳士)
私はこれまでに以上の作品を観たが、なかなか渋くなってきた。
これからも注目していきたい俳優だ。
  

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by officemei | 2010-02-17 00:56 | ■上海