■映画「秋喜」
しかし、共産党軍は破竹の勢いで南下し広州解放(国民党側から言えば陥落)も間近に迫る。
国民党軍は挽回の余地無く撤退、広州は無政府状態に陥いる。
このような緊迫した状況下の広州を舞台にした映画“秋喜”が「広州解放60周年」の昨年秋に公開された。
この映画で私が一番気に入っているところは1949年当時の広州のまちを復元したことだ。
実に詳細且つ精緻。
「風聲」と「秋喜」どちらの作品も同じジャンル、同じ時期の公開で、どちらが映画として優れているかといったことが話題になったが、私はどちらもいい作品だと思う。何にでも優劣をつけたがるのは中国人の性かもしれない。
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