■西の方陽関を出づれば故人無からん

渭城朝雨潤軽塵 客舎青青柳色新 勧君更尽一杯酒 西出陽関無故人 
(渭城の朝雨軽塵を潤す、客舎青青柳色新たなり、君に勧む更に尽くせ一杯の酒、西の方陽関を出づれば故人無からん)

この詩は、「西域」を語るときには必ず出てくる。
漢の時代、西域との交易が盛んだった頃、陽関には大きな街があったことが発掘調査により明らかになっている。
しかし唐の時代には交易路のルートからはずれてしまい、かつての賑わいが嘘のように砂漠に埋もれかけていたらしい。
したがって唐の王維の詩にある陽関は、辺境の中華圏最後のまちというよりも、あくまで象徴としての西域への出口といった意味合いが強いと思われる。
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by officemei | 2010-07-11 00:45 | ■甘粛