■ 徳育

e0094583_133618.gif2010年12月24日 読売新聞)
「小紳士、小淑女を目指しましょう!」
こんなかけ声が中国都市部の学校で聞かれるようになった。改革・開放で急速な経済成長を遂げる反面、利己主義、拝金主義の横行を許した道徳教育の遅れを取り戻す試みだ。2003年創立の上海尚徳実験学校は、特に熱心な私立校として知られる。

“让我们以成为小绅士、小淑女为目标!”
现在,在中国城市的学校中可以听到这样的呼声。通过改革开放实现经济迅速发展的同时,利己主义、拜金主义等弊端也随之出现。中国正在试图挽回道德教育的迟缓现状。2003年成立于上海的尚德实验学校尤其以重视德育教育而著称。



「中国の伝統的な道徳観に加え、国際社会のマナーを取り入れた徳育が本校の持ち味」。張財・副校長(48)は胸を張る。小中高計3600人を対象に「礼儀読本」を作成。小学生から「己の欲せざる所は人に施すなかれ」(論語)など徳育に関する古典を暗唱させ、平易な昔話を題材に親孝行を教える。毎週の国旗掲揚では、「ぼくたちはウルトラマンのように地球を守れないけれど、ゴミを拾えば学校をきれいにできる」と小紳士・小淑女の宣誓もある。

“我校的教育特色就是把国际社会的礼仪加入中国传统的道德观进行德育教育。”副校长张财(48岁)自信地说。该校编成以小学、初中、高中3600名学生为对象的“礼仪读本”。学生从小学阶段起开始背诵“己所不欲勿施于人”(论语)等与德育相关的古籍内容,通过平易近人的典故学习孝道。在每周的升旗仪式上有小绅士、小淑女们“我们虽然不能像超人一样守护地球,但可以捡拾垃圾保持校园整洁”等宣誓。

中学では、目隠しをして目の不自由な人の立場を理解するなどの体験学習を重視。高校では一歩進み、バランスの取れた価値観や世界観、人生観を身につける。一方、すべての児童生徒は寄宿生活を通じ、「食事を残さない」「食後にはイスをきちんとしまう」などのマナーを体得する。

在中学则注重通过遮住视线理解盲人的感受等体验学习。高中阶段进一步培养学生建立平衡的价值观、世界观以及人生观。所有的小学生都要通过住校来养成“不要浪费粮食”“吃晚饭后整理好桌椅”等礼仪。

張副校長は、「生命の大切さを伝える教育や、横一列に足を結び走りながら協調性を学ぶ競技など、日本の経験も取り入れている」と話す。高知県の明徳義塾と姉妹関係を結び、日本語授業を導入。国際化を目指して留学クラスを設置し、廊下には道徳標語の英訳もある。

副校长说:“在教给学生们生命的重要性以及二人三脚等锻炼协调性的技能时,我们也引入了日本的经验。”该校同日本的名德私塾建立了友好关系,并开设了日语教学,设置以国际化为目标的留学班级,走廊中也张贴有英文的道德标语。
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