■福建霞浦

e0094583_14495128.jpg以前、NHKスペシャル「空海の風景」を旅するというドキュメンタリー番組がありました。その後文庫本になりました。
「空海の風景」は、弘法大師空海を理解するに最良の素材です。
10年ほど前のことですが、仕事の関係で福建省霞浦県を訪れる機会がありました。当初、「福建の霞浦」と聞いて思い出したのが「空海の風景」。この地は彼が乗った遣唐使船が暴風に遭い漂着したところでした。平安京に遷都してさほどの年数が経っていない頃に空海は渡海します。1200年ほど昔の事です。それまでは無名の存在でしかなかった空海が、歴史の舞台に初めて光彩を放つのが実はこの漂着地霞浦に於いてです。詳しくはぜひ「空海の風景」を一読ください。
更に陳舜臣の「曼荼羅」を読めば完璧です。

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さて、霞浦には「空海大師紀念堂」というのがありました。日本の真言宗信者と地元の人達が共同で建立したそうです。

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霞浦は省都福州から高速道路を飛ばし約3時間の距離にあります。そんな辺鄙な場所にある高校(霞浦職業中専学校)を訪れるのがこの時の主目的でした。訪れて驚いたのは、なんと鄙には稀なる学校というべきか!各学年に日本語専修クラスがあって、しかも日本人教師が常駐していたのです。
中国各地には日本語履修クラスを開設している学校がいくつもありますが、資格を有した日本人教師が直接指導している学校はまだまだ少ないのですが。
この学校でお会いした先生方は本当に純粋な人達で、心が洗われる思いでした。こんな田舎まちにも日本人教師がいる!という新鮮な驚きでした。
これといった地元産業も無く、総じて寒村といった体のこのまちで、三年間日本語を学び、日本語能力試験一級や二級に合格する学生もかなり多いと聞きました。この一事からしても先生方の日頃のご苦労を十二分に推察できました。
学生たちは卒業後、比較的日系企業や工場の多い福州・福清、或いはアモイにまで行って就職するのが夢だそうです。家庭の経済的背景は同じ福建の裕福なまちと比べると相当に厳しそうでした。
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霞浦の干潟の美しい風景は、中国でも多くの観光客をひきつけています。ずっとずっと昔、この地に遣唐使船が漂着し、そして空海が世に出ていくスタートをきったと思うと、ロマンを感じますね・・・
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by officemei | 2014-03-03 00:09 | ■福建