■ キム・ヨナ

e0094583_17574664.gif「フィギュアスケートの女王」キム・ヨナ(20)が、韓国のスポーツ外交の新たな1ページを切り開いた。2018年平昌冬季五輪の招致を実現する過程で、キム・ヨナは李明博(イ・ミョンバク)大統領やサムスン電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長とは違った形で外交力を発揮した、と評価された。

昨年のバンクーバー冬季五輪の金メダリストであるキム・ヨナは、国際五輪委員会(IOC)総会でもスターだった。IOCの委員たちは、まずキム・ヨナとあいさつを交わすと、記念撮影を求めた。キム・ヨナはソフトな明るい笑みを浮かべながら委員たちに接し、韓国に対する好印象を与えた。

キム・ヨナは平昌招致のためのプレゼンテーションで「10年前、平昌が冬季五輪の開催に名乗りを上げた当時、私はソウルのスケートリンクで五輪に出場することを夢見て練習に励む少女だった」と切り出し、流ちょうな英語と自然なジェスチャーで、95人のIOC委員たちの心を揺さぶった。海外メディアからは「幻想的なプレゼンテーションだった」との賛辞が寄せられた。この2カ月間、練習の合間に演説の原稿を暗記し、ダーバン入りしてからも、多忙なスケジュールをこなしホテルに戻った後、毎日2時間ずつ演説の練習を重ねたという、並々ならぬ努力のたまものだった。

五輪や世界選手権など、大きな舞台で活躍してきたキム・ヨナだが、20歳にして国家の代表としての重圧を背負うことになった。プレゼンテーション会場に入る前には「とても重苦しい心境だ」「身震いがする」などと語り、緊張した様子だった。しかし、本番では明るく余裕に満ちた表情で、自信たっぷりに平昌五輪招致の必要性を訴えた。平昌が五輪開催地に決まった瞬間、バンクーバー五輪で金メダルを獲得したときのように、喜びの涙を流した。キム・ヨナは「私のせいで負けたと言われるのではないかと思い、心配だった」とコメントし、再び韓国国民に感動をもたらした。

キム・ヨナは今回、IOC委員並みの外交力を発揮した。「選手委員などの形で、IOC委員として活動してはどうか」という現地メディアの取材に対し、キム・ヨナは「具体的に考えたことはない。IOC委員たちは皆、素晴らしい方たちだ」と答えた。 (朝鮮日報)


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