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■ 太倉滞在記1

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太倉。
江蘇省蘇州市管下の県級市。
上海中心部より北西に50km、蘇州市中心部より50kmに位置するこのまちは、長江河口にあって遥か彼方に長江の三角州・崇明島を臨むことができる。
2012年10月19日から三日間、私はこのまちに滞在した。
周辺の蘇州・昆山や対岸の南通には以前に何度も訪れたことがあったが、太倉滞在は今回が始めて。

現在太倉市内には大規模工業団地(経済開発区、太倉港港口開発区)があり、特筆すべきはここの太倉港は内陸河川港としては世界最大級の規模を誇る。
日米英独韓などの海外企業が進出しており、なかでもドイツ系企業の進出が目覚しい。
近い将来、上海の地下鉄が太倉まで延伸する計画もあるそうだ。

さて、太倉市郊外の長江寄りに瀏河鎮というところがある。
明の時代の鄭和がこの瀏河鎮から大船団を率いて遥か東アフリカまで出航していった。
いわば海のシルク・ロードの起点となったところで、古くから長江河口第一のまち「江尾海頭第一鎮」と呼ばれている。
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■ 太倉滞在記1_e0094583_10202787.jpg鄭和については伴野朗の「大航海」がお薦め。

瀏河鎮の長江寄りには瀏家港というところがあって、中国のいなかのまちのどこにもあるような商店街と露店が並んでいる。そのはずれには「赤線」ぽいカラオケバーが数多く営業していて、ケバイ女が客引きをしていた。

話を瀏河鎮に戻す。
ここに天妃宮という文化財がある。
天妃宮とは、航海安全の守護神である天妃を祀る社やしろ。天妃とは中国沿岸部や 東南アジアで船乗りや航海者に信仰されている媽祖(まそ)の称号。

未完・・・・


by officemei | 2012-10-23 00:23 | ■江蘇