■ 2013年2月抄

(2013年2月16日)
春节时给红包是华人社 会的传统习惯。红包不仅仅是一般的人际关系、在社会关系方面也有微妙的含义。近年来随着交际费等消费水准的升高、红包也逐渐成了很大的经 济负担。但是,大多数人没有勇气打破「中国式人际交往」的规则。看来减少红包的负担是件难事。引用新华网的新加坡华文报纸「联合早报」的 报道。
春節にお年玉(中国語は紅包)を渡すことは華人社会の伝統的な習慣だ。お年玉は一般的な人間関係においてだけでなく、社会関係においても微妙な意味合いを持っている。近年、交際費など消費水準の高まりに伴い、お年玉が大きな経済的負担となりつつある。しかし、大多数の人は「中国式人付き合い」の規則を破る勇気がなく、お年玉の負担を減らすことは難しいと見られている。新華網がシンガポール華字紙「聯合早報」の報道を引用し伝えた。

年长者给后辈红包代表希望平安顺利度过一年、红包的多少随着消费水准而变化、也反映 了时代观念的变化。以前红包的象征意味很强,但是现在却不同。在中国过年所花费的费用逐年递增、红包的「实质的价值」也 有提高。60年代、红包的平均金额是 从2角到5角左右,有「开 门红」的意义。即使到70年代、5-10元左右的红包还是主流。但是90年代以后、红包的金额从数百元一气提升到了数千元、现在每年收到数千元红包的孩子也 不在少数。
年長者が目下の者に渡すお年玉は、1年間をつつがなく過ごせるようにとの意味が込められており、その相場には消費水準の変化、そして時代に伴う観念の変化が反映されている。かつてのお年玉は象徴的な意味が強かったが、今は違う。中国では年越しにかかる費用が年々増え続けており、お年玉の「実質的な価値」も高まっている。1960年代、お年玉の平均額は2角から5角前後(1角は1元の10分の1)で、「年の初めに幸先の良いスタートを切る」という意味合いのものだった。1970年代になっても5-10元前後のお年玉が主流だった。しかし90年代以降、お年玉の額は数百元から数千元に一気に膨れ上がり、今では毎年数千元のお年玉を手にする子供も少なくない。

红包的金额也有地域差异、另外根据交际范围而不同。在广东某IT企业工作的钟瑛说「包含给父母表示感谢的红包在内,今年的红包总额达到了8千元左右,相当于1个月的工资」。 过年费用的增加逐渐成为很多家庭的压力。根据今年春节前在网上进行的调查问卷,回答过年要消费3个月工资金额的人达40%。当中占的最多的是给父母和孩子红包等的交际费用。另外,70%以上的人回答今年的过年费用超过去年。
お年玉の額には地域差もあり、また交際範囲によっても異なる。広州のあるIT企業で働く鐘瑛氏は「感謝の意を込めて両親に渡すお年玉を含めると、今年はお年玉の総額が8千元前後になり、給料1カ月分に相当する」と語った。年越しにかかる費用の増加は、多くの家庭においてプレッシャーとなりつつある。今年の春節前にネット上で行われたアンケートによると、年越しに給料3カ月分の金額を消費すると答えた人は約40%に達した。このうち多くを占めるのが、両親や子供たちに渡すお年玉などの交際費だ。また、70%以上の人が、今年の年越し費用は昨年を上回ると答えた。

过年花费的费用高涨, 有舆论说要重新考虑过年的习惯,有呼声说要回归以前的「象 征意义」的红包。中山大学的叶春生教授说「红包作为中国人交际方式的一种、有表达祝福的意味,金额的多少应该取决于自身经济状 况。中国南部的一些地方仍然保留这样的古老风俗。收到红包确认内容后,再悄悄原封不动的返还给对方。这样不仅能传达对方的祝福,也减少了 经济的负担。」
年越しにかかる費用の高騰を受け、年越しの習慣を見直そうという世論も出ており、かつての「象徴的な意味」を持つお年玉に戻そうと呼びかける声もある。中山大学の葉春生教授は、「お年玉は中国人の交際方式の一種であり、祝福の意を伝える意味があるが、金額は自身の経済状況に基づき決めるべきだ。中国南部の一部地方ではこんな古い風習が残っている。お年玉を受け取って中身を確かめた後、そっくりそのまま相手に返すというものだ。こうすれば祝福を相手に伝えることができるだけでなく、経済的負担にもならない」と語る

叶教授又关于中国的红包形式介绍说「红包的金额根据地域而不同。贫困地区可能是1元左右,经济发达的沿海地带有时是数千元以上。另外,有不少红包带有贿赂的性质。通 常有求于人时送礼物对方很难接受、就出现了春节期间给对方孩子高额的红包的情况。像这样带有贿赂性质的红包,赠给方和接受方都能坦然接 受,这样的行为在过年期间很常见。但是,受中央政府提出的『八 项规定』『六项禁止』的 影响,今年以后像这样的现象会稍有减少」。
葉教授はまた中国のお年玉の形式について、「お年玉の額は地域によって違う。貧困地域では1元ほどかもしれず、経済が発達した沿海地域では数千元以上になる場合もある。また、賄賂に似た性質を持つお年玉も少なくない。通常時は贈答品を送りにくい相手に頼みごとをするため、春節中に相手の子供に高額のお年玉を贈るというケースがある。このような半分賄賂にも似たお年玉の受け渡しは、渡すほうも受け取るほうも平然と行っており、年越し期間中に良く見られる行為だ。ただ、中央政府が打ち出した『八項規定』、『六項禁令』の影響で、今年以降はこのような現象がやや減ると見られる」と語る。


朝日新聞・天声人語(2013年2月7日)
いささか品を欠くが、ガンをつけるなどと言う。ガンとは眼のこと。人の目を凝視するしぐさは、言いがかりの端緒ともなる。路地裏ならいざ知らず、公海上でガンをつけられるとは驚いた。
1)有一个稍欠高雅的词叫“仇视”。凝视别人眼睛的动作也可作为挑衅的开端。如果是在角落就罢了,公然在公海上被挑衅还真是令人吃惊。

日中がにらみ合う東シナ海。中国の軍艦が海上自衛隊の護衛艦やヘリコプターに、射撃用レーダーを照射したという。照射はミサイルなどを撃つ準備で、いわば殴る前の腕まくり。反撃されても文句の言えない愚挙だ。
1)说的是中日互相敌视的东海公海。据称中国的军舰用射击用雷达照射海上自卫队的护卫舰和直升机。照射是发射导弹前的准备工作,相当于开打前的卷袖子。这种情况被反击也是理所应当的,此举实为愚蠢。

尖閣近海では、わが領海を中国の公船が再々脅かし、海上保安庁や海自に気の抜けない任務を強いている。攻撃の前触れである「ガンつけ」は数分に及んだそうだ。艦上のストレス、いかばかりか。
1)在钓鱼岛近海海域,中国公船一而再再而三做出威胁我国领海的举动,让海上保安庁和海上自卫队不得不提高警惕。攻击前的敌视动作貌似长达几分钟。舰上之压可想而知。

安倍政権は、中国の横暴に忍の一字で応じてきた。それが面白くないのか、ちょっかいを無視された酔客よろしく、あちらはすごみの度を増している。総参謀部は「全軍、戦争の準備を」と煽(あお)りもした。
1)安倍政权对中国的蛮横一直忍耐至今。不知道是不是渐渐觉得自己的举动很无聊,像被无视了的醉汉一样,对方的挑衅愈演愈烈。总参谋部还煽动全军做好战争的准备。

にわかに膨らんだ中国海軍は、どうやら公海での作法に疎いらしい。北京の意を受けた挑発なら深刻、現場の暴走とすればなお怖い。高をくくっての嫌がらせは腹立たしいが、「なめんなよ」とにらみ返しては術中に陥る。先方の火遊びを世界に知らしめ、国際世論を味方につけたい。
1)立刻军心澎湃的中国海军似乎对公海上的规矩不太了解。在受到来自北京的指示后的挑衅会更上一层楼,若发展至随心所欲将会更可怕。虽说用藐视来故意激怒对方的做法很令人生气,但如果回一句“可别小看我们哦”则陷入了对方的圈套。我想让全世界都看到对方在玩火,让国际舆论站在我们这边的做法会更好。

大抵の戦争は言い争いの末、一発の銃声で始まる。一線に憂さ晴らしの底意があれば、偶発を装うこともできよう。権力の移行期にある中国政府はどこまで承知なのか。一触即発の海に、ゆがんだ英雄主義の蜃気楼(しんきろう)が揺れる。これを悪夢と呼ぶ。
1)大多数战争都是因为争吵,始于一声枪响。最前线要是有心消遣,完全有可能伪装成偶发事件。处在权力转交期的中国政府要放纵到什么程度?一触即发的海上,扭曲的英雄主义的海市蜃楼摇摇欲坠,可谓恶梦。


朝日新聞・天声人語(2013年2月4日)
中国で環境の問題を取材して「病む天地」と題する記事を書いたのは、かれこれ20年も前になる。経済発展の奔流がいよいよ急になった頃だが、すでに大都市や周縁では、空も河川も汚染にむしばまれていた。酸性雨が「空中鬼」と呼ばれるのもそのときに教わった。
1)大约20年前,就中国的环境问题以“生病的蓝天大地”为题撰写过报道。当时中国经济发展正值要进入突飞猛进的时期,大城市及其周边,不论天空还是江河都已受到污染的侵蚀。那时第一次知道酸性雨被称为“空中小鬼”。
2)距离上一次采访中国环境问题并发表报道《罹病的天与地》,已过去了将近20年。当时正是经济发展大踩油门的时候,但同时受其影响,大城市及其周边的天空、河流都饱受污染侵蚀。通过采访我才知道,酸雨被人们称为“天鬼”。
3)大约在20年前,我在中国就环境问题进行采访,写下了报道“病态天地”。当时经济突飞猛进的时期,但大城市和周边地区的空气、河流污染已非常严重。那时我第一次知道酸雨被称为“空中鬼”。

環境保護の担当者は、経済との「板挟み」を嘆いていた。たとえば石炭火力発電所に、先進国では当たり前の脱硫装置をつけたい。だが、それより発電施設の増強が優先される、と。以来これまで中国は「環境より経済」で突っ走ってきた。
1)环境保护的负责人常常哀叹“夹在经济与环保中间,左右为难”。例如想为煤炭火力发电站安装脱硫装置,尽管这一装置在发达国家是极为稀松平常的。但是得到的答复是,更要优先增强发电设施的配备。从此中国就在“先经济后环境”的道路上飞奔。
2)相关负责人感叹倍受环境保护与经济发展的“夹板”之苦。比如,发达国家的煤碳火力发电厂必须安装脱硫设备。但在中国,与脱硫设备相比,钱被优先用于强化发电设备。一直以来,中国就是这样“重经济、轻环境”地在发展路上大步奔跑。
3)环境保护负责人直感叹自己被夹在经济与环境中。例如,如果是发达国家,就会理所当然地想在煤炭火力发电所安装脱硫装置。但发展中国家就会优先考虑增强发电设施。那之后,中国就一直狂奔在“经济重于环境”的大道上。

その因果と言うべきか。伝えられる北京の大気汚染がすさまじい。子どもらは咳(せ)き込んで病院に詰めかけている。一説では、汚染のひどい日に北京に一日いると、たばこを21本吸うのに等しいという。
1)可以算作为因果报应吧。据说北京的大气污染极为严重,医院里挤满了治疗咳嗽的孩子们。还有传说说,污染严重的日子里在北京呆上一天,相当于吸21根香烟。
2)或许该说因果总有报。据传闻,北京的大气污染实在已经恶劣到了无以复加的程度。因咳嗽而来诊治的孩子已将医院挤得水泄不通。有人说,在污染严重的北京呆一天,等于吸21根香烟。
3)可谓因果相报,据报道北京的大气污染情况相当可怕。孩子们咳嗽不止全都挤到了医院里。有一种说法是,在污染最严重的时候在北京待一天,相当于抽21支烟。

北京駐在が2度目の同僚は、前回は帯同した妻と子が年中咳をしていた。それが帰国するとぴたりと止まった。いわゆる「北京咳」である。その同僚も、ここまでひどい空は初めて見るそうだ。マスクなど焼け石に水の感じだ、と不安がる。
1)有同事派驻在北京工作已是第二次,他第一次偕妻儿同行,妻儿整年都在咳嗽。但一回到日本咳嗽声戛然而止,这就是所谓的“北京咳”。这位同事说他第一次见到污染如此严重的天空,心中很是不安,戴上口罩之类的也不过是杯水车薪。
2)我的一位同事因工作曾两度长驻北京。前一次随同他同赴北京的妻子和儿子一年里咳个不停。可回日本后,咳嗽立刻停止。这就是所谓的“北京咳”了。据这位同事说,自己有生以来第一次见到如此糟糕的天空。每日惶惶不安,就算戴上口罩也难有安全之感。
3)第二次派驻北京的同事,第一次是与妻子和孩子一同住在北京,妻子和孩子咳了整整一年。归国之后立刻就痊愈了。那就是所谓的“北京咳”。同事说人生第一次看见那么可怕的天空,口罩什么的只是杯水车薪,感到非常不安。

経済発展に爆走する中国は、踊り続ける赤い靴をはいてしまったアンデルセン童話を思わせる。経済が「踊り」をやめれば、成長の果実を求める民衆の不満は噴出する。政府が一番恐れることらしい。
1)经济发展迅猛的中国,令人联想到安徒生童话中那双一直在跳舞的红靴子。经济如果停止“跳舞”,在追求经济发展带来实际利益的民众,会因不满产生强烈的反弹,这恐怕是政府最为担心的事情。
2)经济发展有如风驰电掣般的中国,让人联想到安徒生童话里永不停歇的红舞鞋。如果停下经济发展的“舞步”,寻求经济发展成果的民众的不满之情就会喷涌而出。这恐怕是政府最为担心的情况。
3)经济迅猛发展的中国令人想到安徒生童话中不小心穿上的不停跳舞的红舞鞋。经济若停止“跳舞”,渴望成长果实的民众的不满将喷薄而出。这是政府最害怕的事。

壊せば容易には戻らないのが自然環境であり、深刻な公害は人の命を無残に奪う。日本にも悔いがある。病んだ天地を癒やし、人命と人権を尊びたい。13億の国の舵取(かじと)りを、世界は見ている。
1)自然环境一旦被破坏是不可能轻易修复的。严重的公害更会无情夺去人的生命。日本在这方面有着深刻的教训。治愈生病的蓝天大地,尊重人的生命和权利。整个世界都在关注拥有13亿人口大国的总舵手如何执掌航向。
2)环境一旦遭到破坏就难以复原,严重的公害将无情的侵吞人们的生命。日本已有过惨痛教训。所有人都渴望能够治愈罹病的天地,让生命与人权得到应有的尊重。而全世界的目光都聚焦在13亿人口大国的掌舵人身上。
3)自然环境一旦遭到破坏便不易复原,严重的公害会无情地夺去人的生命。日本也尝过苦头。希望病态天地得以痊愈,人命人权得到应有的尊重。13亿人民的领导者,世界在看着你们。
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by officemei | 2013-02-21 15:19 | ■中国語