■ 光盘族

光盤とは「光線の盤」(光碟とも言う、CDのこと)を言いますが、ここで言う光盤は「食物浪費をしない」、つまりお皿(盤)の食べ物をたいらげるという意味です。「光」という字には「しつくす」「空にする」という意味があります。戦時中の「三光作戦」のように。
最近の中国では食べ残しをやめよう」というキャンペーンが行われています。お皿に料理を残さないようにしましょう、ということで「光盤行動」なる言葉が誕生し、更には「光盤族」(食べ残さない人或いは余った食べ物を持ち帰る人、ECOを心がける人)という言葉が派生しました。

中国、特に北方中国では大皿にてんこ盛りで料理が出てきます。
それはつまり、食べ残すことを前提に大量の料理を出すのが中国風といいますか、風習なのです。
大学の恩師に井上隆一先生という方がいらっしゃいましたが、この先生は旧満州や北平(北京)、山東などの実体験を講義中によく語られました。いわゆる中国の旧社会の風俗習慣です。先生の話によると、むこうの一流料理屋の厨房勝手口では残飯を乞食(今風に言えばホームレス)に供することになっており、それが店のメンツと多少の公共福祉になっているといった内容だったかと思います。
又、先生のお話によると、食事ではちょっと残すのがマナーとのことでした。食べきれないほどの歓待を受けましたということを表わす意味だそうです。

今は北方中国にも南方の料理店やファストフードの店が増え、小皿で料理が出てくるような店もなかにはありますが、やはり多くはてんこ盛りの大皿が主流で、一人で食事に出れば大皿一品と米飯を注文しても食べきれないほどの量で(現地の人は完食しますが)つい残してしまいます。
最近の統計によれば、穀物換算で年間約5千万トン(約2億人の食糧1年分)が捨てられているそうです。

北方人は南方人のことを吝嗇・けちと言いますし、南方人は北方人を浪費・見栄っ張りといいます。
北方人は残り物を持ち帰るようなことはメンツにかかわる恥ずかしい行為と思っており、南方人は無駄にしてはいけないと持ち帰るのが当たり前。最近の「光盤行動」はむしろ北方でやるべきものと私は思います。
とは言え、中国の「キャンペーン」は口先だけですので周知徹底されることは無いでしょうが。
かつて叫ばれた「為人民服務」のようにサービス・思いやりが徹底された痕跡は皆無ですから。


光盘族:节省粮食不丢人
所谓光盘,就是吃光你盘子里的东西。
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浪费者:好面子不便打包
不少人表示,生活中能时刻做到“光盘”并不容易。虽然每次看到一桌好菜被倒掉会感到有些可惜,但碍于好面子心理作祟,担心自己的行为会给他人留下小气的印象,故明知浪费也会放弃打包。
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by officemei | 2013-03-11 00:43 | ■中国語