■ 朱旭

山崎豊子の小説「大地の子」は中国残留孤児・陸一心の波乱万丈の半生を描いた秀作でした。
その後の1995年にNHKでドラマ化され上川隆也が演じました。彼のデビュー作でもあります。
中国語のセリフが大半を占めるこの作品に、彼は丸暗記で挑み、放送中から大きな注目を集めたそうです。
私は1975年から78年にかけて、北京大使館領事部の「戦後未帰還者帰国援助」業務に携わり、残留孤児の調査と連絡を行っていましたので、この「大地の子」には特別の思い入れがありました。
ドラマで主人公・陸一心の養父役を演じた朱旭の演技力と存在感は素晴らしかった・・・
普段、鋭角な響きのある中国語を聞かされている私にとって、この人の味わいある話し方は一服の清涼剤です。

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