■ 柔の道

朝日新闻/天声人语20130328;
美空ひばりが熱唱した「柔」は、荒っぽい手合いに目もくれぬ3番が聞かせる。口で言うより手の方が早い 馬鹿を相手の時じゃない……。
柔道界の不祥事に、ひばり節が浮かんだ人もいたようだ。普通に聞けば「馬鹿」はごろつきやチンピラをさす。だが深読みもできる。わが身に巣くう「馬鹿」である。腕力まかせに無理を通し、道理を引っ込ませる。柔道家であればこそ、そうした愚かさは心して封印せよ――と。なのに、と言うべきか。女子の指導をめぐる暴力沙汰は、愚を丸出しにしたような醜態だった。
監督らは、聞くに堪えない言葉で選手をののしってもいた。昔からのシゴキ体質を言う声もある中、柔道界の暴力根絶を山下泰裕氏が担うことになった。
ロス五輪の金メダリストで、全日本柔道連盟には切り札だろう。「全柔道家の力をいただいて暴力を一掃する」の言に期待したいが、何せ連盟は古沼のようによどむ。新たに助成金の不正疑惑も明るみに出ている。昨今は、何かあると猫も杓子も「第三者委員会」となる。免罪符さながらだが、当事者に自浄能力がなければ、いっとき清い水を注いでも沼は澄むまい。
東京五輪で優勝したヘーシンクは、歓喜したオランダの関係者が畳に駆け上がるのを手で制止した。敗者への気遣いだった。ロス五輪の決勝でエジプトのラシュワンは、山下の痛めた右足をわざとは狙わずフェアプレーに徹した。私たちが柔道で聞きたいのは、こんな話。愚かで薄汚れた話ではなく。

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(A)“动手比动嘴快 这不是与笨蛋对峙的时代”看了柔道界的丑闻,一定有人会想起美空云雀的这句歌词。歌词中的“笨蛋”通常会被认为是地痞流氓小混混。但也有更深层次的意思。就是住在我们身体里的“愚蠢”。只要是柔道家,就必须警惕把那份愚蠢永远封存。可是关于女子柔道指导的暴力行为,却是一副完全释放了内心愚蠢的丑态。教练们还用不堪入耳的语言训斥选手。在一片对一直以来的严苛训练叫苦连天声中,山下泰裕担起了根除柔道界暴力的重担。对全日本柔道联盟来说,洛杉矶奥运会的金牌名单是最后的王牌。很期待“全柔道家齐心协力扫除暴力”,可联盟却像年代久远的沼泽般浑浊不堪。另外,新的在补助金上动手脚的问题也被暴露出来。如今这个社会,一有事,大家都变成了“第三者委员会”。这就好似一张免罪符,但如果当事人没有自我清洁能力的话,就算暂时注入清水,沼泽也是不会变清澈的。在东京奥运会上获得冠军的荷兰柔道选手Anthonius Geesink在狂喜的荷兰观众准备涌上台来的时候用手制止了他们。这是对败者的顾虑。洛杉矶奥运会柔道决赛上,埃及的穆罕默德•拉什旺故意没有去攻击山本有伤的右脚,贯彻了公平比赛的方针。关于柔道,我们想要听到的是这样的美谈,而不是愚蠢肮脏的丑闻。

(B)美空云雀曾热情演绎的《柔》,其第三段这样唱,——粗野的人是根本看都不会看——:比起嘴说更喜欢动手,可不是时候去搭理这种蠢货。。。对于柔道界的丑闻,或许还有人想起了“云雀节”。一般听来,这“蠢货”是指小流氓之类。 可能读出深意来。那就是深藏于自身的“蠢货”。仗着腕力蛮横到底而不顾道理。是个柔道家,那就应该发自内心地杜绝这种愚蠢。可明明应该如此,却偏偏。。。——现实得这么说吧。训练女选手之际的暴力现象,那就是完全暴露了愚蠢的丑态。
教练们还用难以入耳的词汇来训斥选手。如今由山下泰裕来负责杜绝柔道界暴力现象了,尽管也有人指出其从以前开始,质地也很酷烈。
洛杉矶奥运的金牌获得者,想必对全日本柔道联盟而言已是最后的王牌了吧。其发言称“所有柔道家给予我力量,将暴力一扫而尽”,这固然值得期待,可联盟本身已沉积得犹如一个古老的沼泽了。现又新曝光出援助款项的丑闻了。
近来,一旦有事,什么人都成了“第三方委员会”。宛如免罪符似的。要是当事人没有自我净化能力的话,哪怕一时注入了清水,沼泽也不会变得澄清。
东京奥运会上,获胜的海辛克用手势制止了喜悦的荷兰代表团成员们冲上榻榻米的行为。这是出于对败方的考虑。洛杉矶奥运会上,埃及的拉什万在决胜中始终贯彻公平原则,没有专攻山下伤痛的右脚。这才是我们所希望听到的关于柔道的故事,而不是那些愚蠢肮脏的事。

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