■青島市立医院

咳がひどいので青島市立医院に行った。
ここは「まあまあ」の病院でよかった・・・?
e0094583_11582159.jpg

北京・上海の病院にも通院したことがあるが、中国の医療事情は日本と比べ最悪だ。
まず患者が多すぎる。それに反して医師・看護士が少ない。
それと医療費精算システムに疑問を感じる。
先ず受付で順番取りをして、新規カルテをもらい、診察料を支払う。
問診が終われば再び受付へ行って検査料を支払い、その領収書を持って検査科へ行く。
検査が終われば又問診へ廻り、注射・点滴・或いは薬の処方を書いてもらう。
それから又受付でそれぞれの支払いを済ませ、領収書を持って注射・点滴・薬と廻り、そのつど列を作って名前が呼ばれるのを待たなければならない。
要は支払いを項目ごとにしないかぎり次の段階に進めないのだ。
もし、老人や子供、病状の悪い者が通院する場合、付き添いがいなければこんなシステムでは時間と体力を益々消耗し、ぶっ倒れてしまう。
金がないと病院にも行けない、独居の者や弱者は付き添いなくして通院もできないという現状だ。

医療費は中国の一般的所得からみるとべらぼうに高い。
風邪でさえ診察・注射・薬で数千円かかる。
日本の健康保険で支払う額とさほど変わらないのだ。
低所得の農民層が風邪をこじらせ死亡するのは、金が無いから病院へ行けないからだそうだ。

又、病院によって医療費・待遇に差がある。
共産党・軍の幹部専用、或いは民営クリニック・外資系の病院では待ち時間も少なく、医療費も高い。これが普通の病院と違って「いい病院」だ。

生命保険もまだまだ浸透していない現実では、大きな病気にかかれば支払い能力を超える。
これは即「死」に繋がる。

解放前の中国は確かに貧しかったが、医療費は殆ど国がみてくれた。
現在の中国では国の社会保障、保険医療、医療システムが未だ整備されていないので、一般大衆個々人に負担がかかる。

因みに看護師は中学卒業後3年制看護学校を出て現場に配属される。
注射も担当する。(日本ではアウト)
日本の「準看」よりも更に年齢が若く、経験も知識も浅い。
日本の「正看」と同じように高校卒業後に看護学校・短大を経て現場に就く看護師は、「高級護士」と呼ばれる。普通の「護士」と比べると圧倒的に少ない。

更にもうひとつ。
点滴は広い点滴室で椅子に坐って行う。
実に見慣れない光景で、お隣さんと喋ったり、携帯電話をかけたり、中にはコーラを飲んでる者さえいる。
この雰囲気にはいつもながら慣れない。
e0094583_11593058.jpg

[PR]
by officemei | 2006-04-20 11:59 | ■山東