■煙台空港

2006年5月11日
煙台空港で一悶着あった。
おかげで一気に血圧が上がり、脳溢血気味だ。

荷物チェックの折、私は鞄の他に大きな日本地図とポスターを提げていたのだが、それを咎められた。
「それは何?」
「地図とポスター」
「ちょっと拝見」
「どうぞ」
「この地図を所有したり、持ち込んだりすることは、法律違反となるので、この場で没収処分にするか、釣魚島(尖閣列島)の箇所を切り取るか、どちらか決めなさい」
最初は理性的に振舞おうとしたが、若い係官のまるで犯罪者扱いの態度に、私は年甲斐もなく、つい戦闘モードになってしまった。
「日本で出版された地図に尖閣列島が入っているのは当然だろうが。逆に中国で出版された日本地図にそれが入っていたら君らは取締まればいい」
これで双方口角泡を飛ばすこととなった。
旅客が大勢集まり、ちょっとまずい雰囲気になってきたので、私は残念ながら地図を放棄することにした。



ところが、この若い係官は頭にきたのだろう。
私の手荷物をチェックすると言い出した。
「見たいなら見せてやるから自分で開けて調べろ。終わったらちゃんと片付けるんだぞ」
「それは出来ない。開けて見せろ。その後は自分で片付けろ」
「おい。さっきからその高圧的な態度は何だ」
「身分証明書を出せ」
パスポート提示。
凝視・・・ん?
「俺の顔に何かついてるのか?」
荷物をまさぐる。
「これは何だ」
「薬にしか見えないだろうが」
「何の薬だ」
「何の薬か言わないといけないのか。これが麻薬に見えるのか?まるで犯罪者扱いだな。失礼千万だ。おい、話のわかる上司はいないのか、お前じゃ話にならない」
これで又すったもんだ。
年配の係官登場。
「まあまあ、まあまあ」
「あなたの部下が私を故意にいたぶってくれるのだが、おたくの若者は口のきき方が成っていない。まして善良な外国人にこのような扱いはお国のイメージを損なうことにならないか?」
「まあまあ、まあまあ。クレームは後日改めて提出してください。お名刺をいただいておきましょう」
「私の名刺が必要なら、あなたが先ず名刺を差し出すべきだろうが」
暫し沈黙。
「私は日本地図を没収されたことについては納得する。微妙な領土問題に触れるようなものを持ってきたことは、私の落度だ。しかし、この係官の態度は横柄に過ぎないか?薬が何の薬かなんぞ、見れば胃腸薬と書いてあるものを敢えて問うのは如何なものか」
「わかりました。さあ、もう結構です」

短気は良くない。血圧が瞬間湯沸し器状態。
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by officemei | 2006-05-12 01:19 | ■山東