■烏来

e0094583_219296.gif烏来は原住民タイヤル族の里。
トロッコやロープウエイ、舞踊ショウは飽きたが、通称「白糸の滝」の景観にはいつ来ても満足する。
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それに温泉街は時の移り変わりを感じさせず、昔のままだ。
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だが近年の温泉ブームによって、ここにも高級SPAホテルが現れた。


原住民のことを戦後は「山地同胞」と言い、日本の台湾統治時代には「高砂族」と称した。
今は「原住民」と呼ぶ。
さて、烏来のタイヤル族と日本に関わる出来事が今年メディアで騒がれた。
日台の過去と現在はデリケートな事柄を含みつつ日が過ぎる。
やがて相互の戦争体験者が姿を消したその先には、いったいどのような日台関係があるのだろうか。

2006・2・17
烏来瀑布公園に建立された高砂義勇隊の記念碑の後ろに大きく立てられた日本国旗に、原住民立法委員の高金素梅が17日、話を聞いた後に激怒し、前の県長の蘇貞昌と現県長の周錫☆は責任を負い、公然と説明するよう要求した。また、県政府はすぐに謝罪を表明し、これが間違いなく史実の歪曲に及んでいると認め、不適当であるとして、関係部署にできるだけ早期に取り壊すように指示した。

烏来瀑布公園は、「高砂義勇隊記念協会」に記念碑建設のために貸し出しており、現在烏来瀑布公園付近のいたるところに日本の国旗が立つなど思いもよらなかった。そのうえ、たくさんの日本語記念碑があり、日本の天皇に忠誠を尽くす文章や、あろうことか日本の国歌の全文が書かれているものもあり、観光客に時間を間違わせ、あたかも日本にいるかのようにさせる。

これらの石碑は高砂義勇隊が日本に対して貢献したことへの記念によるものだが、碑文の内容はかえって日本の軍国主義を宣伝しているかのような感覚にさせる。訪れる人に対し、一種の烏来は未だに日本の統治下にあるかのような感覚を生じさせる恐れがある。ある観光客はここを通過した後、頭を振らずにはいられなくなり、大きく罵った。「走狗が」。

無党団結聯合の立法委員である高金素梅はこれを聞いて反応し、大変興奮し、現在行政院長で元県長の蘇貞昌と現在の県長である周錫☆は責任を負うべきだと強調した。特に蘇貞昌は、対外的に事情の顛末を公開すべきだとし、原住民に釈明すべきとした。

烏來插日本國旗 縣政府出面道歉 高金素梅要蘇貞昌負責
2006/02/17
烏來瀑布公園設立高砂義勇隊紀念碑,卻插滿日本國旗,原住民立委高金素梅17日聽到後相當生氣,要求前縣長蘇貞昌和現任縣長周錫瑋負起責任,公開說明;而縣政府也立刻出面道歉,認為這的確涉及扭曲史實,相當不妥,已指示相關單位盡快拆除。
烏來瀑布出借給「高砂義勇隊紀念協會」興建紀念碑,沒想到現在烏來瀑布附近到處插滿日本國旗,還有好幾面日文的紀念碑,上頭寫著效忠日本天皇,甚至還有日本國歌全文,讓遊客時光錯置,彷彿置身日本國。

雖然這些石碑只是為了紀念高砂義勇隊對日本的貢獻,但碑文的內容卻讓人感覺是在宣揚日本軍國主義,不免讓人產生一種烏來還在日本統治之下的感覺,少數經過的遊客看到後不禁搖頭,大罵「走狗」。

無黨團結聯盟立委高金素梅聞訊後,反應也很激動,強調現任行政院長、前縣長蘇貞昌和現任縣長周錫瑋都應該負起責任,特別是蘇貞昌,應該公開對外說明事情始末,給原住民一個交代。

http://officemei.exblog.jp/2782112#2782112_1

産経新聞18日
台湾の台北県当局は十七日、同県烏来郷に完成した日本統治下の台湾で日本兵として出征した先住民出身「高砂義勇兵」の戦没者を祭る英霊記念碑を近く撤去する方針を明らかにした。

先住民区選出の高金素梅立法委員(女性国会議員)が同日、同県に「碑文は軍国主義の歴史を喧伝(けんでん)するもの」と抗議。敷地を管轄する同県の李鴻源副県長は「公共の土地に設置するのは不適当だった」と話している。

だが地元の遺族側は「記念碑は軍国主義とは無関係な日台間の人的、文化的交流の象徴である」と反発し、「前県長(現蘇貞昌行政院長=首相)の理解を得て移転の許可も出ている」と存続を求めており、周錫●県長は十八日にも現地を視察するという。

記念碑は二年前、敷地の提供業者の倒産で撤去を迫られ、遺族らで作る社団法人が同県の同意を得て、今月上旬、移設が完了した。移設費用には、記念碑を日台間の架け橋にしようと願う産経新聞読者などから善意で寄せられた義援金があてられた。




台湾研究フォーラム事務局長 古市利雄氏談
移設され今月8日に除幕式を迎えたばかりの高砂義勇隊慰霊碑が、18日にも撤去されると報道を聞き、いてもたってもいられず今週既に2度も訪れたウライの地へ向かった。

この知らせを耳にした時には、日本人の善意が裏切られる形となって非常に悲しい気持ちになったが、それよりも遺族をはじめとした原住民の心情を考えるといたたまれなくなる。

原住民の歴史においては「平地の人(原住民以外の民族)」に、純粋な原住民が騙されるとことが多々あったため、彼らは平地の人をあまり信用していない。今回ようやく祖先を祭ることができると思ったら、また平地の人に裏切られることとなってしまったのだ。

ウライへと向かうバスの中では、こうした報道がされてもウライへと観光へ出かける「平地の人」の多さに少々驚くとともに、このような原住民に対する理解のままでは、いつまでたっても台湾は団結することはできないのだろうと感じた。

移設された瀑布公園には、発端となった記事を掲載した中国時報、TVBS、年代、非凡などのマスコミが取材に訪れており、20人ほどの原住民に、平地の人(と思われる人)が10人ほど、一般の日本人が7,8人いる具合で、各々の議論は高まるものの、高金素梅氏のような抗議グループが来ていなかったこともあり、平穏に事態は過ぎていった。

瀑布公園には多くの日の丸が掲げられていたはずだが、それら全てがすでに片付けられており、以前と比べると殺風景な印象を受けた。慰霊碑はもとより、日本より送られたさざれ石、君が代を中文訳した石碑などは、まだ撤去の難を被っていなかった。

慰霊碑を管理する義勇隊紀念協会の、簡福源理事にまたお目にかかることができた。
開口一番「日本の皆様に申し訳ない」とおっしゃられたのには、先日訪れた際には「日本人は靖国神社へ必ず参拝しなさい」と懇篤なお話を頂戴していただけに、私は日本人として何と言葉をおかけしたらいいのかわからなかった。

周麗梅さんのご子息、マカイ・リムイさんは疲れきった表情で私と握手を交わしてくれた。義勇隊紀念協会は記者会見で、子孫へ語り継ぐ歴史の重要性を強調し、県政府による撤去には反対することを表明した。

台北県は去年12月の地方選挙で民進党から国民党へと執政が移った。現在国民党の県長であるために慰霊碑が撤去という事態に進みかけたが、不幸中の幸いか、多くの原住民は国民党を支持している。そのため国民党側もこの問題の処理をあやまることは支持率低下につながる。

今回の報道について私には少々の疑念はあった。慰霊碑が落成した際には全く問題にならなかったのが10日近く経ってから、こうした形で報道され、また報道されてからの台北県政府の一連の対応があまりに早すぎることである。

14日に国民党中央が「台湾の独立を将来的な選択肢の一つとして承認する」という新聞広告を掲載し、国民党内部だけではなく中国からも非難されたために、そうした流れを変える目的でマスコミと共謀したのではないかと推測したが、国民党自体が対応に苦慮している様子をみると、どうやらそうではなさそうだ。

台北県政府は「設置者が一週間以内に撤去しなければ県政府が撤去する」と発表し、紀念協会側は対応を協議し20日に県政府に出向く、とのこと。一時は18日にも撤去すると息巻いていたはずだが、やはり撤去するだけの法律的根拠が弱いことに気づき始めたようで、もちろん予断を許さない状況ではあるが、若干トーンが落ちてきている。

一体何が法律を犯していたのかいくら調べても未だによくわからない。日本的にいえば「公共の良俗を乱す」といった具合なのだろうか。慰霊碑は県有地にあるのだが、県の土地にはふさわしくないといった具合なのだろうか。

人によっては蒋介石像や忠烈祠がそれにあたるだろう。いずれにしても、それらが撤去する法的根拠としては成り立たないだろう(台湾の司法が正しく機能していればの話になってしまうが)。

別の視点からも考えてみよう。慰霊碑を撤去して一体誰が得をするのだろうか?
撤去されればウライへお参りに訪れる日本人の観光客はいなくなるどころか、台湾が中国、韓国と同じ怖い反日国家だと見られ、臆病な日本人は台湾に訪れなくなるだろう。

経済的損失は図りかねない。「金よりも誇りが大切だ」という意見には賛同するが、その誇りは原住民ではなく、中国人としての誇りである。

高金素梅や国民党にとってみれば、このような愚行を犯したら完全に原住民の信頼を失う。
拳を振り上げたのはよいが、といった状態ではなかろうか。

おそらく妥協点を探ってくるだろう。既に原住民側からは、日本語表記の多い解説に英語と中国語も入れる案が出てきている。
それにしても今回の事態において、平地の人の対応はすこぶる悪い印象を受ける。国民党教育の強い影響を受けた人にとっては、台湾と日本が歩んだ歴史と原住民の心情を無視し、「裏切り者」と罵り、日本の姿を消そうとする。国民党支持者の知り合いは「政治の都合なんだから仕方がない」と言った。

日本人からすれば靖国神社が壊されるような事態にも関わらず、立ち上がったのは当事者の原住民だけで、平地の人は反対運動を起こす気配すら、今のところない。

台北県長だった蘇貞昌行政院長は、協会が申請をした昨年12月は台北県政府をすでに離れており申請を受理したのは代理県長であるという理由で、責任を回避した。

アイデンティティの混乱を抱える現在の台湾社会にとって、原住民について考えるということは、台湾という国を考えるうえで避けて通れない命題であり、台湾がこれから向かう方向を照らし出す光となることだろう。

帰るころには大雨が降り始めた。高砂義勇隊の英霊の涙雨だろうか。雨が故郷台湾の地を強く激しく打ち付けた。
最後に簡福源理事がおっしゃったことを紹介したい。
「もしも慰霊碑を撤去するなら、私はこの慰霊碑の前で腹を切る。撤去をするならそれからにしなさい」


日本「佔領」烏來?
台北縣烏來瀑布公園,最近被插上日本國旗,還興建了7、8面紀念碑,用日文撰寫、內容歌頌著對天皇的效忠,這些高砂義勇軍的紀念碑,被民眾批評,感覺像是宣揚日本軍國主義,縣府勘查後下令一週內拆除,引發爭議。
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TVBS記者黃詩琪:「放眼望去看到就是這面日本國旗,上面寫著高砂挺身報國隊,接下來看到的這幾面紀念碑,也都刻上日文,不知道的人還以為置身在日本,但其實這裡是烏來的瀑布公園。」

仔細閱讀石碑上的日文,內容有日本人對天皇效忠的赤誠,已經傳達到了烏來,還有這篇,寫著,三千多位高砂義勇軍的靈魂,已經全部集中在此,希望以後大和魂能再復興,甚至連日本國歌的歌詞都有,有的遊客把它當成觀光勝地來拍照留念,不過也有遊客抱怨,還以為烏來又被日本人佔領。

烏來鄉長張金榮:「抱怨就是碑文為什麼都用日文,來表示來紀錄為什麼不用國字。」

消息曝光,台北縣政府立刻派人來拆除日本國旗,理由是,申請的手續沒有完成。

台北縣建設局副局長林敬榜:「在台灣有日本國旗是不合適,我們有我們的國格,他們的法令行政程序不完備,所以依法要把他們撤銷。」

紀念協會強調,這純粹是感念原住民高砂義勇軍,當年在日本戰爭中的英勇,連日本人都特地來台灣,用日本儀式來祭悼犧牲的高砂戰士,更何況當初向風景管理所申請,一切都按照程序來,如今卻被要求拆除,根本就是意識形態之爭。

高砂義勇隊紀念協會理事長簡福源:「我們要申請的時候,我們是向政府申請有案的,我不知道他們反對什麼意淤我也不曉得,不過在縣政府的壓力下,他們還是暫時將日本旗幟和文字拆掉,等風頭過後再繼續爭取。」
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by officemei | 2006-05-27 23:05 | ■台灣