■満州事変75周年

中国遼寧省瀋陽の日本総領事館によると、満州事変(1931年)の発端となった柳条湖事件75周年を迎えた18日夜、瀋陽で開かれた記念式典終了後、市民の一部が会場で日本の国旗を焼き、シュプレヒコールを上げるなどの騒動が起きた。負傷者など被害はなかった。

式典は警官1000人以上が警戒する中で進行したが、終了後、警戒態勢が緩められたところを狙って若い男性2人が日本の国旗を広げて「打倒、日本軍国主義」などと叫んだ。市民約100人が2人を取り囲み、中国国歌を歌いながら日本国旗を燃やしたという。



9月18日は満州事変が勃発して75周年に当たる。中国では「抗日」を主題とする代表的な四つの博物館が特別展を開催した。国営通信社の新華社及び中国新聞社、中国共産党系の人民日報社は、いずれも大きく「9.18」の話題を報じた。

特別展のテーマは、北京市内の盧溝橋近くにある中国人民抗日戦争記念館が「中国東北における日本の植民地統治-9.18事変75周年写真展」、吉林省・長春市にある偽満皇宮博物院が「9.18を忘れるな-日本の東北侵略の史実」、遼寧省・撫順(ぶじゅん)市にある戦犯管理所旧址陳列館が「正義と平和のために-旧日本戦争犯罪絵画展」、遼寧省・瀋陽市にある9.18歴史博物館が「歴史を記憶にとどめ、平和を愛する-9.18事変75周年特設展」となっている。

2006年夏ごろから日本との「歴史問題」に関して、中国メディアには慎重に扱う傾向が目立っていた。しかし、9.18事変に関しては75周年ということもあり、歴史的経緯の紹介と各地の動きが比較的大きく報じられている。

その一方で、報道には過去の日本の軍国主義と現在の日本を切り離す配慮も見られる。人民日報社は9.18歴史博物館では開館以来7年間に8万人以上の日本人が入館し、政治家、旧軍人、更に一般日本人にいたるまで、「歴史を鑑(かがみ)として両国の友好的な未来を創造する」ことを強調する記帳を行っていると紹介した。

CCTV報道(中国語);
[PR]
by officemei | 2006-09-19 13:10 | ■遼寧