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■インターネット検索

台湾行政院(内閣)の対中政策を担当する大陸委員会は、中国の一部地域で台湾大手紙「聯合報」と「中国時報」のウェブサイトの閲覧が可能となったことを明らかにした。中国では「台湾独立」「天安門事件」などの言葉はインターネットで検索できないキーワードになっており、これらの言葉も含む台湾紙サイトの閲覧ができるようになったことは、大きな変化といえそうだ。

大陸委員会によると、閲覧が可能になったのは北京や台湾ビジネスマンが多い広東省東莞(とうがん)市など限られた地域。上海市は対象地域となっておらず、閲覧できる新聞社サイトも2社だけ。台湾の大陸委員会は中国の今回の措置について「歓迎する。中国のネットユーザーのために早く全面開放し、真実の台湾を認識するようにすべきだ」と呼びかけている。

中国では検索にも規制が掛かり、インターネット検索最大手の米グーグルの中国進出に際し、中国政府が都合の悪いサイトを表示しないことを受け入れさせていたことも明らかとなっている。(毎日新聞 2007年1月27日)