■日中合作映画
私は6元也のコピーDVDで観賞。
35年にわたる獄中の恋と友情の物語。
“鳳凰”の時代背景は1914年から1948年。
中国東北(旧満州)の僻地にあった刑務所が舞台。
満州事変・日中戦争・国共内戦と続く時代に、投獄生活を送る男女の運命を描く。
清新さには欠けるが、見ごたえのある内容。
中井貴一のセリフは吹き替えだが、肉声と錯覚するほどぴったりだった。
日中合作の映画はどういうわけかこれまで秀作がまったく無かったが、この映画は一見の価値有り。
国交正常化35周年記念として、日中合作映画「夜の上海」が9月22日に日本で上映された(中国では6月26日に上映)。
仕事で上海に来た日本人男性と中国人女性タクシー・ドライバーのふたりが、運命的に出会い、言葉の通じない中、心を通わせてゆく一夜を描いたロマンティックなラブ・ストーリー。
夜の上海の美しさを余すところ無く背景に取り入れて、ストーリーもさることながら、充分に夜上海を満喫できます。
時を遡って、
国交正常化10周年を記念し1982年に公開された初の日中合作映画「未完の対局」(一盤没有下完的棋)は、日中戦争前後の数十年にわたる両国の二人の棋士の人生を描いた。
私も多少の関わりをもった。
当時、上海ロケ中に、外灘にあった友誼商店で主演の三國連太郎氏と夫人のお買物にお付き合いしたこと、三田佳子さんと上海大厦のレストランで会食したこと等を思い出す。あれから25年、映画の背景や内容にも隔世の感あり・・・