■民族分布
特に、以下の4色(4民族)に注意したい。
漢族
チベット族
モンゴル族
ウイグル族
歴史的には、異民族が中国を統一した時期は常にその王朝の版図が拡がっている。
それは彼らの故地を包含しているからでもある。
逆に、漢民族が中国を統一した時期はほぼその版図は縮小されている。
ある意味、中国の歴史は常に外敵に悩まされ続けたともいえるだろう。
現在、チベット・ウイグル・モンゴル族の居住する自治区・自治州・自治県などは元来漢民族の版図ではなかったところで、そのように見てくると、
漢族エリアはこれだけ。
さて今では漢族の殖民がモンゴル・ウイグル・チベットに浸透し、彼ら誇りある民族は母なる地でマイナリティの境遇だ。物量がまったく違う、やられっぱなし・・・
元々長~い歴史の中で、四囲の民族を人間扱いしなかった大中華思想の漢族だ。
それでも歴史上は、モンゴルやウイグルは常に漢族を武力的に凌駕した。
チベットは宗教的、地勢的に脅威をさほど感じるほどにはいたらず。
そのチベットすら抑えこめないとすれば、ウイグル・モンゴルの猛々しい血が沸騰し、収拾不能の事態に陥ってしまう。
従ってチベット騒乱には強権発動、断固粉砕。
事大主義、旧態依然の殖民地主義と言われようが、世界が何と言おうがそんなの関係ねえ!