■Ah 中国語

e0094583_11324225.gif中国では、中国語をローマ字表記する場合、ピンインを使うが、台湾ではウェード式表記を使っていた。
このウエード式表記はピンインよりも歴史は古く、そもそも共産党政権が誕生して「ピンイン」が制定されるまで、長く大陸で使用されていたものだ。
今でも台湾や香港で見かける地名標識や人名のローマ字表記に使われている。

台北を「TAIPEI」(ピンインはTAIBEI)、高雄を「KAOHSIUNG」(ピンインはGAOXIONG)、ビビアン・スーの「スー(徐)」を「HSU」(ピンインはXU)、テレサ・テンの「テン(鄧)」を「TENG」(ピンインはDENG)、毛沢東は「MAOTSETUNG」(ピンインはMAOZEDONG)と表記する。

つい最近、台湾行政院(内閣に相当)は、中国語のローマ字表記法を中国が使用している「ピンイン」に全て変更するよう指示を出した。
この決定は台北市長時代に“ピンイン”で公共施設の名称を表記した馬英九現総統(大統領に相当)の「中台統一」施策の一環だ。
ピンインは1986年に国連で中国語の公式表記法として採用されたが、台湾だけは独自の表記法にこだわってきた。
それが統一されることになる。

実はもうひとつ懸案事項がある。
漢字の発音表記法だ。

台湾では1918年に大陸で制定された「注音字母」という符号を使用してきた。
台湾の小学生は先ずこの符号を覚え、漢字の発音をマスターする。
言ってみれば日本語の「カナ」のようなもので、パソコンのキーボードにもこの符号がついていて、漢字変換する場合に先ずこの符号を打つ。
日本のキーボードのカナ入力と同じようなものだ。

この符号(注音字母)、中国では既に廃止され、新たに「ピンイン」が導入されている。
これを今後「中台統一」するかどうか?
外国人である私から言えば、ぜひ統一してほしい。
何かと便利だから。

では、漢字を統一すべきか否か?
私は統一反対だ!

中国では1956年に文字改革を断行し、漢字を簡略、変形した「簡体字」を採用した。
現在、中国・シンガポール・マレーシアなどで簡体字は使用されている。
かたや繁体字(旧来の漢字)は台湾、香港、マカオなどで使用されているが、漢字の正統は繁体字であるべきだ。

表意文字としての漢字(繁体字)の便利さ・素晴らしさは、ローマ字と比較すれば明らかに勝っている。
ただ、習熟するまでにかなりの年月と労力を要することが難点ではあるが・・・

息子は今、上海外国語大学に留学しているが、簡体字と繁体字の対比ができない・・・
我々世代は両方学んだから苦に思わないが、若者たちにはしんどいのかも。
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by officemei | 2009-04-05 03:28 | ■中国語