■台北新都心
1874年の一時期を台北で暮らした私としては、この新市街区域に台北っぽさを感じない。
どう表現すればいいか、まちには長い年月を経て醸しだされるもの、私はそれを「まちの匂い」と言っているが、それを感じないところにはあまり長居したくないのだ。
上海の浦東新区も台北の信義区も、どちらも現代都市の中枢ではあっても、そのまちが持っている「匂い」を嗅げない、生暖かい「まちの風」を感じないのだ。
したがって出没・徘徊することは極めて稀で、私には台北旧市街のまちの匂いが心地良い。
北部台湾、木柵ICから萬芳を通過して、信義ハイウエイに入ると台北市内に向かう。
車は文山・象山の両トンネルをぬけ、そのトンネルの向こうに“101”が現れる・・・
台北101カウントダウン;
台湾最大の書店チェーン、誠品書店信義店;
2F~4Fがメインの書店となっていて、100万冊をそろえており、広くてのびのびできる空間。
4Fには日本語専門館もある。B2Fにはフードコート、B1・1Fは雑貨などのショッピングゾーン、さらに5Fに児童書店と児童探索博物館、6Fはレストランや小ホールがあるなど、周囲のデパートとは一味違ったサービスが特徴。
書店の営業時間は通常10時~深夜2時まで。