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■日本食事情

■日本食事情_e0094583_1352404.gif福建省の省都・福州に“天狗”という日本料理店がある。
この店の味はなかなかのものだった。

福州で大きな喫茶店を経営する中国の友人がいて、いつも連れて行ってくれた。彼のお気に入りの店だ。

何度か訪れるうちに、この店の老板(主人)と親しく話す機会があった。
彼は鬼怒川温泉だったか、その地の“天狗”という料理屋で長年板前を務めた。
帰国の折、親父さんから、将来福州で日本料理店を開店するときに、屋号の“天狗”を使うことを許される。

時々、その親父さんが日本から遊びに来るそうだ。
きっと自分が見込んだ弟子だったんだろう。

本格的な日本料理も出すが、中国人の口に合う創作料理も多い。
ここの店、特にネタが新鮮で、シャリの味もいける。
はっきり言って、福州のような地方都市でまともな日本料理に出会うのは驚き。

私はこれまで中国各地で日本料理なるものを食したが、本格的なものに出会ったことは稀だった。
日本人としては、当然、本場・日本の味を求める。
その味に出会えたのは、わずかに上海・北京・大連・青島そして福州の数えるほど少ない料理店だけだった。

それはそうだろう。
日本にある中華料理も、日本人の口に合うように加工されているのだから、中国にある日本料理も、当然中国人の口に合うよう加工されて然るべきだ。

更に言えば、日本も中国もファーストフードのチェーン店が隆盛で、そこで食す味と、じっくり調理した味はまったく違うものだ。

全国チェーンの“味千ラーメン”や“元禄寿司”、上海に数十軒はあるだろう食べ放題の日本料理屋、これらの味は中国人向けのものであって、それはそれでまあまあの味なのだが、生粋の日本の味とは程遠い。

とは言え、生粋の味にこだわり続け、需要(ニーズ)にこたえなければ客足も絶える。
中華料理であっても日本料理であっても、旨いものは旨い。
本場の味か否かはどうでもいいことかもしれない。
要はどこの国の人間であれ、味覚として旨いと感じるものが、本物だと思う。

さて、今や中国にも「日本食」が定着した。
中国風の味付けであれ、創作料理であれ、日本料理が隆盛になるのは嬉しいかぎりだ。
「いやっしゃいせ~」の声も気にならなくなってしまった。

しかし、中国人が益々好んで寿司を食べるようになっていくと、漁獲高が減り、魚の価格が上がることになる・・・

味千拉面;
中国上海的繁华市区随处可见“味千拉面”的招牌。
味千在上海的店铺已超过80家。
日本熊本市重光产业公司的味千拉面是中国最有名的拉面连锁店。
在中国约有350家店铺,远远超过在日本的100家。
在中国,拉面每碗大约300日元(约合21.6元人民币)。
位于写字楼里的店铺每到午饭时间挤满了中国的公司员工,晚上带孩子一起来的家长较多。店里提供100多种食物,烤鸡肉串等拉面以外的菜单也很丰富。

荣屋;
“铁板的温度再降低一些”,来自日本福冈县的“荣屋”点心公司社长正在该公司位于山东省青岛市的日式点心工厂内指导中国员工如何做豆馅烤饼“铜锣烧”。
这家工厂主要生产豆馅烤饼、团子等日式点心,其中50%的产品在中国国内销售,余下部分则是出口到韩国、欧美和俄罗斯等国。
青岛工厂设立于1997年。员工的月薪大约为1500人民币左右。
虽说中国的人工费也在不断高涨,但比起日本仍可以减少三成的成本。
另外,为在中国市场销售,该公司还以用老家福冈的远贺川命名的“远贺屋”这一牌子在上海和东北等地开设了约20家店铺。日式点心和西式点心的销售价格大约在10人民币左右。与业绩良好的出口相反,中国国内的销售情况令人头疼。据说原因是中国人嫌日式点心味道太甜。

日田天领水;
中国的自来水不能直接饮用,所以家庭和单位里喝的饮用水一般都是桶装矿泉水。
可是很多消费者对桶装矿泉水是否安全表示担忧。
“日田天领水”是日田产矿泉水的罐装商品。
虽然在日本国内的价格比同类商品要贵,可还是受到很多日本人的追捧。
在中国市场销售的商品除了标签是中文以外,其他与日本完全一样。2升包装的商品价格约30元,比中国产矿泉水的价格高出好几倍。除在上海的高收入者和日本人聚居的地方的超市销售以外,三菱商事下属的公司还可以送货上门。
该矿泉水2008年在中国的销量约1万2千瓶,中国市场的顾客中有8成是日本人。虽然中国顾客只占2成,但是该矿泉水在消费者中的影响力正日渐扩大。

日本九州和冲绳地区的食品商正紧盯着富裕阶层日益增多的13亿中国人的胃,加快当地特产的对华出口和在华生产。这些日本食品商认为,2010年上海世博会等无疑将使中国经济获得中长期的发展。这些食品商中有的成功了,也有的正在激烈的竞争中苦苦挣扎。

长崎鱼市;
上海一家日本料理店内坐满了中国富裕阶层和日本公司驻华职员,一名中国女子说:“没想到生鱼片这么好吃”。当天早上在日本长崎市“长崎鱼市”竞拍的竹荚鱼和牡蛎等海产品晚上就到了上海的餐厅,供客人食用。
以前中国人并不吃生鱼片,但随着海外饮食文化的进入,现在不仅富裕阶层,中国的年轻人也开始吃生鱼片了。长崎鱼市2008年共向中国出口鲜鱼34吨,金额达到约8500万日元(约合人民币620万元)。
虽然长崎产的鲜鱼因运输成本等原因,价格是日本的约3倍,但即便如此也很受以中国富裕阶层为主的食客们的欢迎。虽说是“长崎产”,但在东海捕捞的鱼其实和中国捕捞的是一样的。中国还没有很好保存和运输生鲜食品,无法保证生鱼片在美味可口的状态下销售。这就是从长崎出口的商机之所在。
近来想洽谈买长崎生鱼片的一些上海新开张的日本料理店也越来越多,但问题是中国员工的人才缺乏。很难明白沾芥末和酱油食用的生鱼片的微妙口感。
by officemei | 2009-08-21 16:24 | ■北京