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■台湾の温泉

「台湾温泉報告書“泡好湯”」という本を持っている(2006年10月台湾で出版された)。
この本に載っている台湾全島の温泉地をゆっくりと時間をかけて巡ってみるのが目下の夢だ。
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台湾には数多くの温泉があって癒しのスポットが多い。
素っ裸で楽しめる温泉、水着着用の温泉。いずれにしろ天然温泉の醍醐味が味わえる。
参考サイト;台湾温泉査詢・一湯誌;

既に巡った温泉でホームページのあったところをファイリング。
北投温泉;
三二行舘水美温泉會館太平洋温泉會館亞太温泉生活館川湯岩湯
金山温泉;
陽明山天籟温泉會館喜凱亞温泉酒店
烏來温泉;
箱根苑
礁渓温泉;
麗翔温泉客棧
蘇澳温泉;
蘇澳冷泉公園
瑞穂温泉;
瑞穗温泉山莊
紅葉温泉;
紅葉温泉旅社
泰安温泉;
泰安觀止温泉會館
谷關温泉;
伊豆温泉坊谷關温泉飯店
廬山温泉;
廬山園游泳池大飯店
關仔嶺温泉;
儷景温泉泉會館
寶來温泉;
轉角26温泉VILLA
四重渓温泉;
清泉温泉名所
茴香戀戀溫泉會館南台灣溫泉觀光大飯店

緑島・朝日温泉;
台湾東海岸の沖合いに位置する孤島。かつては思想犯や政治犯を収監した地。
1949年、国共内戦に敗れた国府軍(国民党軍)は大挙して台湾に逃れ、“台独即台毒”、“滅共復国”の政治スローガンを掲げて恐怖政治を敷く。その結果、多くの台湾知識人が冤罪で緑島送りになった。
その後、長期間続いた戒厳令が解除され、徐々にこの地は明るく変貌する。
今では台湾有数の海洋レジャー地となった。
その緑島に朝日温泉がある。日本統治時代には旭温泉と呼ばれたが、戦後に朝日温泉と改称された。
海水を含んだ温泉で、珊瑚礁の傍らにあり、目の前には太平洋。海上から朝日が昇るさまを、湯に浸かりながら味わえる。荘厳そのもの。 
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秘湯・文山温泉;
ここの温泉は最高だった。何しろ大自然の中で湯に浸かる醍醐味。
台湾花蓮県秀林郷。太魯閣渓谷にある文山温泉。大理石の岩盤から温泉が湧く秘湯中の秘湯。
1914年、台湾総督府派遣の深水少佐が発見したことから、深水温泉と呼ばれていたが、終戦後は大北投温泉と呼ばれ、その後文山温泉に改称された。2005年、土砂崩れにより死傷者が出てから今日まで閉鎖中。
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陽明山・紗帽山温泉;
台北市の北側に広がる国立公園・陽明山。周囲には北投・新北投を筆頭に数多くの温泉が点在する。
その一画に紗帽山温泉がある。

ここは市北部の高級住宅地・天母の北に位置し、台北の中心部からだとタクシーで250元の距離(約40分)。時間的にも費用的にもお手頃の温泉地として人気がある。
台湾版「温泉割烹旅館」がいくつも点在しており、料理を注文すれば温泉が無料で利用できる。


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私が訪れたのはその中の「櫻崗」(行義路300巷)。

紗帽山温泉の老舗で今の主人は二代目。入り口はいたってこじんまりしているが、中には寿司カウンター・畳部屋・カラオケルームまである。大人数でも十分に利用できるだけのスペースがあって、食事や風呂を楽しみながら、森や遠くの市街地までも見渡せる。

泉質は白硫磺泉、42度。やや白濁した湯に浸かり、山の稜線越しにひときわ聳える台北101を望む。夜景なら更に情緒が増すだろう。

大浴場の入湯料は平日150元、休日200元、タオル50元。レストランで400元以上利用すれば入湯料無料。これはこれで納得できる値段だ。
利用客の殆どは現地の人たちで、湯に浸かりながら近頃の政治談義に花が咲いた。わいわい騒ぎ、のぼせてしまったが。


北投温泉;
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北投温泉・三二行館;
またまたまた来てしまった。ここは私が最も安らぎを覚える場所。あ~ええ湯や~!
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中国にも風呂屋・クアハウス・サウナ・SPAは数々あるが、天然温泉は非常に少ない。まして露天は皆無だ。その点、台湾には温泉地がそこここにあって楽しめる。
特にここ数年はブームになっており、段々と高級化に向かっている。
北投で成熟の温泉リゾート体験を味わえる「三二行館」。
台湾にもニューリッチ層が定着したのか、このところ「一歩上を行く」宿泊施設やレジャースポットが増えている。



まず入り口がちょっと隠れた場所に。気にしていなければ行過ぎてしまいそうなところに、個人宅の表札のように「32」の小さな番地が。ホテルとは感じさせない自己主張のなさ。この控えめなところがかえって奥ゆかしい。が、門をくぐったとたん、あっけにとられるようなステキなガーデンが広がっている。

雑然とした北投温泉街の喧騒が嘘のようだ。回廊の脇を抜けると、彫刻がほどこされた高い木製の扉が開き、スタッフの優しい笑顔に迎えられる。

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5つしかないという客室は畳の間があって、テラスにヒノキの浴槽がついていたり、贅沢なかぎりなのだが、大浴場に行ってみてまた驚いた。
中央に大木がそそりたつ中庭的な空間に、いくつもの露天浴槽が用意されているのだ。

中央の円形の湯壷を中心にひろがる空間美。窓の外には北投の象徴というべき地熱谷の湯煙が風に流れていく様が映し出され、景観を重厚なものにしている。
中央の浴槽からこんこんと流れる湯に身を浸せば、そこにいるだけで自分がこの空間の主人になったような満たされた気分に。

さらに、この大浴場の優れているのは、北投にわく3種類の種類の違う温泉を同時に引いてきていること。白濁のイオウ泉、 ラジウムを含む青湯、そして世界でも珍しく、この土地の名前を冠した鉱石「ホクトライト」を含んだ温泉もあるところが珍しい。


■台湾の温泉_e0094583_10103465.jpg並みいる温泉リゾートと対極にあるのは、その静けさとともに漂う品位。
音楽もことさら流すことはせずに、レストランにだけスロージャズが優しく響くのみ。
雑然とした温泉施設とは一線を画しており、もてなす側の心意気さえ感じてしまう。

そのもてなしの心は、付設のイタリアンレストランでも十二分に発揮されている。ファイブスターのホテルのイタリアン部門で活躍してきた若手シェフを招き、四季折々の食材を使い、温泉リゾートに合ったヘルシーなメニュー構成に余念がなかった。

三二行館 台北市北投区中山路32号 TEL(02)6611-8888
大浴場 平日1500元/1人、休日2000元/1人(4時間利用可能)
実はお得なのがあって、プラス500元でイタリア料理がいただける。
それに、マッサージやエステのオプションを頼めば入泉料の割引もある。
そもそも一般的なサウナの価格とは比べようもないほど高額だが、圧倒的な質の良さに納得。
http://www.villa32.com/

追記;
旧北投温泉公共浴場について;
by officemei | 2013-11-29 21:10 | ■台灣