■義烏の卸売り市場

上海から西南へ300km、杭州から170km、浙江省金華市に属する「義烏」というまちがある。
人口は約80万人だが、それ以外に常時120万人ほどの人間が居住しているそうだ。そのほかにも毎日世界中から約30万人(ホントかな?)ものバイヤーが買い付けに来ているとのこと。
「義烏」のまちはどう表現すればいいか、さながらまち全体が巨大な卸売り市場といった感じのところ。
市内には「福田市場」を筆頭に見本市会場のようなビルが数ヶ所あって、そのビルの中には無数の卸店舗が軒を並べ、中国全土からあらゆる商品が集まっている。
そしてこのまちを目指し中国各地から、更に世界中からバイヤーが集まっている。
そもそもこのまちは無名の寒村だったが、1980年代になってから商業振興を旗印に官民挙げて雑貨市場を建設した。当初は日用品を中心に揃え、各地のバイヤーが次第に買い付けに来るようになった。
現在、市場の総面積260万㎡、約6万軒のテナントに50万件のアイテムを揃える巨大市場に発展したという。 これがどれほど巨大かというと、例えば各店舗ごとに3分間滞在し、一日8時間ウインドウショッピングをしたとしても一年以上かかる計算になる。
さらに市場は拡張中・・・
さて、この義烏には最大売り場規模の「福田市場」のほかにも賓王市場・中国小商品城・通信市場・針織市場・マフラー専門街・アクセサリー専門街・家具市場・建材市場・自動車用品市場・下着市場などが散在している。
「福田市場(義烏国際商貿城)」は単体卸市場としては世界最大の規模で、あらゆる雑貨品を取り扱っており、一歩中に入ると道に迷うほどに広い。







福田市場Ⅰ期A~E区;玩具、工芸品、空気ビニール製品、ベビーカー、三輪車、アクセサリー、水晶、硝子製品、絵画、額、 仏具、念珠、仏像、造花、店内装飾用グッズ、インテリア、ライト、クリスマス用品、 パーティグッズ、ホットボンド、接着剤、ぬいぐるみ、人形、彫刻、置物、手芸、天然石など。
福田市場Ⅱ期F~H区;金物全般、電化製品、電球、LEDライト、ガーデニング関連、漆器、自動車関係のアクセサリー、 鞄・バック類、皮革製品、台所・浴室用品、文房具、デジタル製品、ゲーム用品、ベビー用品繊維製品、 工業用工具、電気工具、健康グッズ、スポーツ用品、傘、計算機、時計、アウトドア用品、梱包用資材、 化粧品、サングラス・眼鏡、事務用品、ストロー ネイル用品など。
今回は福田市場・家具市場・建材市場に行ってみた。
とにかく一日中歩きっぱなし、立ちっぱなしで足腰が痛む。
「义乌世贸君亭华丰酒店」に3泊4日滞在。
このホテルはバリ風インテリアにリニューアルし、台北にあるプチホテルと変わらないいい雰囲気だった。
お薦めです。


義烏での商品買付けに関する参考サイト;
建材市場の商品例
キッチンシンク;



タイル;













福田市場でのスナップ























