■大雁塔
「柳絮」とは柳の木の白い綿毛のこと、春になると雪のように空を舞う。端的に表現すれば特大のタンポポの綿毛のようなもの。
北京に住んでいた頃、その「柳絮」が風に吹かれてそこここを転がりながら、やがて胡同の塀にぶつかっては丸く大きくなっていく様をめずらしげに見ていたことがある。
その昔、長安の都にも「柳絮」が舞っていた。
司馬遼太郎の「空海の風景」に、“風のないときは宙空を羽毛が浮かぶようにゆるやかに動き、大雁塔の上のように風のつよい場所では粉雪が散るように空中でめまぐるしかった”という一節がある。
空海も大雁塔で見たであろう「柳絮」。
その大雁塔、現在は夜のライトアップでまったく違ったイメージを醸し出している。




by officemei
| 2010-02-22 21:01
| ■陝西


