PRADA(普拉达)
イタリア・ミラノに本社を置くプラダは、1913年に皮革製品店として創業され、現在は自社ブランド以外にも英国の靴メーカー、チャーチなどを傘下に置くアパレル企業。その財布やバッグは、女性たちの憧れの的だ。創業者の孫娘に当たるミウッチャ・プラダ氏(62)がヘッドデザイナー、その夫のパトリツィオ・ベルテリ氏が最高経営責任者(CEO)を務める。
プラダは12日、香港の記者向けにミラノと通信回線を結んで記者会見し、株式上場を発表した。
AP通信によると、ベルテリCEOは「ファッション界でも重心はアジアに移りつつある。もはや、欧州に焦点を当てていても創造的インスピレーションは得られない。香港で上場するという判断は、我々がアジア市場をどのように見ているかを端的に表している」と語り、アジア重視を強調した。
プラダ氏も「香港に上場するのは、株式公開を確実に成功させたいという経済的理由の他に、経営陣を違った文化に触れさせるのに役立つと考えたからだ。中国人女性の容姿は想像力をかき立ててくれる」と指摘した。
公募・売り出し価格のレンジは36.5~48.0香港ドル(約380~500円)。最も高い価格で決まれば、調達額(4億2330万株)は203億香港ドルにのぼり、プラダは時価総額1228億香港ドル(約1兆2700億円)の大企業となる。14日から公募を開始し、17日に価格を決定、24日が上場日となる。
公募・売り出しのうち、14%が新規発行分で、残りの86%は創業家が持つ株式を放出する。これに伴い、プラダ家が保有する持ち株比率は94.9%から82.5%に低下するという。
今回手にする資金を元に、プラダは2014年までに80の直営店を世界中に新設する予定で、そのうち20~25店をアジア(中国に10~12店)でオープンさせる。
香港株式市場は今年に入って一段と活況を呈し、特に高級ブランドの間では上場ブームの感すらある。プラダの他にも、米国の世界最大手の旅行カバンブランド、サムソナイトが16日に上場。米国のコーチ、英国のジミー・チュウ、イタリアのサルバトーレ・フェラガモなども香港での上場を計画している。いずれも中国での知名度向上と事業展開の加速が狙いだ。(2011.6.14 )
by officemei
| 2011-06-15 03:30
| ■港澳


