■パンダの悲劇
四川省滎経県厳道鎮新南村、この地は野生パンダの棲息地。
61歳になる孫仕群(女)の自宅周辺にもパンダが頻繁に出没していた。
このパンダ一頭分の毛皮が都会では10数万元で売れるという噂を聞きつけ、孫仕群は大儲けをしようと企らむ。
ある日、事前交渉済みの買主に売り渡すため、一台のワゴン車を借りて重慶まで“荷物”を運ぼうとした。
結果、成渝高速道路の料金所であえなく御用(密告による緊急逮捕)となる。
保護動物も金になれば市が立つ、背景にある闇のマーケットの存在。
需要あるところに供給があり、完全に取り締まることは無理。
日本でも輸入禁止動物や剥製を持ち込み、逮捕されるニュースが後を絶たない。